内容説明
おもしろく、人を夢中にさせるストーリーを創作するときに知っておきたいエッセンスを事典形式でまとめたネタ帳。語り継がれる神話や古典の名作から、愛され続ける特徴的な要素を取り出して解説。シナリオのアイデア・展開を考えるヒントが満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かやは
11
主に西洋の神話や伝承、古典的な作品の登場人物が紹介されている。このような類の話は知っている方だと思っていたけど「狂えるオルランド」「シラノ・ド・ベルジュラック」「プレスター・ジョン」「ディートリヒ伝説」「ボーディケア」「ワイナミョイネン」「デイビー・クロケット」「タンタロス」「レンミンカイネン」などはこの本で初めて知った。2ページに収まるよう要約されているので、物語の意味がわからなくなってしまっているのも多い。参考程度にして気になったのは改めて別で調べるのが良いと思う。2015/12/14
AQL
2
この本で挙げられている古典が現代のどんな作品ないしジャンルの源流なのかを調べたり考えたりするところまでが宿題(ヒント:菊花の約)。ところで日本の物語が少なすぎるのは続刊『ゲームシナリオのためのファンタジー物語事典《日本編》』が予定されているからだと思っていいのかな。2014/06/21
悠々
1
★★★☆☆2017/08/26
ツァラトゥストラ
0
アリスやドラキュラなど有名どころからマイナー寄りの神話などが主役・脇役・悪役・物語・団体の5つの項目に分類され、ひとつの物語に対して2ページで簡潔に紹介されている。この作品の設定はこう落とし込めばいい、という感じのちょっとしたアドバイスも書かれているので創作の参考になる2016/05/13
にしき
0
ファンタジー物語辞典というタイトルではありますが有名な著作物を取り上げて解説するなど、人間関係について創作物のネタとして幅広く使えると思いました。神話の関連は思い切りファンタジーですがね! いまだにそのあたりの構図が分かりません。キーワードだけを抜き取って、そこから自分なりのアイデアに繋げるのは「あり」のはず。2014/09/01