内容説明
昭和四十八年の石油ショックは戦後最大の危機であった。当時の状況を、未発表の資料や当事者の証言を基軸に再現し、危機状況においていかに行動すべきかを考えるドキュメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fortune
1
「狼」とは昭和48年に起こった石油危機のこと。このときの政治家・商社マン・庶民・官僚・庶民・外国要人の動きを追った壮大な歴史ドキュメントです。丹念な取材と緻密な構成に圧巻でした。著者はこの危機で炙り出された日本の脆弱性を “国家観の欠如“と総括しています。いまとも重なる問題ですね。2021/08/31
レコバ
1
オイルショック時の政、官、財、マスコミ、消費者の動きを精緻に綴ったルポルタージュ。世界的な動乱を通しての日本の特殊性や弱点炙りだしたという意味でも本書の意義は大きい。出版直後にこの本の文学的な書名がどう受け入れられたのかは判らないが、数十年という時を経て残る事を考えると、”ルポ・オイルショック”のような安直な名前の方がより多くの読者を得られたのではないかと感じた。2014/03/01
丰
0
Y-202003/03/14
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