やわらかスピリッツ うきわ ー友達以上、不倫未満ー（３）

著者名：野村宗弘【著】

小学館（2015/06発売）

• ISBN：9784091870155

内容説明

夫の「うわき」を知りながら、
自らも夫の上司に心が傾いて…。

結ばれるのか、結ばれたいのか。
それすらもわからない彼女の想いは
もう止まらない…！？

「やわらかスピリッツ」にて大反響を呼んだ
大人の恋物語、ここに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みやしん]

ついぞ最後の一線を踏み込まなかった二人。妻の不倫を見抜ける夫はいないと言ったのはどこのタレント弁護士だったっけ。課長の妻の脇の甘さと演技しきれぬ弱さ･そして受け入れる転勤と子作りに積極的になれない性生活には矛盾する苦しみもあったのだろうか。浮気旦那は妻を顔だけで選んだんでしょ。だからこその表面的な優しさ。二組の夫婦に子供がいたら全く違う未来になった事は想像に難くない。浮き輪はただの救命具ではない、自由に泳ぐ補助にもなる。苦しさなれども読み進む、そんな作品だった。新しい門出を。

2019/09/22

[いぐ]

『生活は愛情』とか『その人の幸せを考えるだけで自分も嬉しくなれる人』とか、なかなかの名言。登場人物4人それぞれの気持ち、2組の夫婦の気持ちが痛い位にわかるからなんとも言えない気持ちになった。苦しくもあり、共感もあり、清々しくもある。

2021/09/28

[kanon]

ラスト、ギリギリの中であっちの方向で終わったのは英断だと思う。このラストだったから、大好きな作品になった。なんというか、やっぱり不倫というのは全面的に賛同するとか、そういうことは出来ない難しい関係なんだけど、生きる希望を貰えるというのはそれだけで素晴らしくはあるんだよな。今の境遇を考えるきっかけにもなるというか。人生は思ったより短い、何か重石を乗っけながら何十年も生きるのは勿体無い。時間は有限だから。人生を考えるとき、そんなことをいつも思う。

2020/07/05

[まるまる]

久しぶりにコミック3巻買って読んだ。話題のドラマの空気感がよくて。コミックにも独特の空気感が漂っていた。私の人生の中で森山直太朗が素敵に見えるなんて予想してなかった（笑）ドラマもあと少し。原作通りの展開かな、楽しみだなぁ。

2021/09/19

[二代目よしぞ]

んｰ!? ちょっと入り込めなかった。。。

2015/05/18