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内容説明
『竹取物語』のかぐや姫が五人の求婚者に求めたものはすべてシルクロードの産物だった! 『源氏物語』に先立つ長編『うつほ物語』には、オリエンタルな話題が満載。王朝物語を国際的な観点で読み直す。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
withyuko
6
期待してたのと違った。「竹取物語」でかぐや姫が求婚者の5人の男たちに結婚の条件として贈り物をくださいと指定した宝物は、シルクロードを通って遠い異国から運ばれてきた物たちだった。平安時代、国風文化が発展し、日本独自のものがイメージとして浮かぶが、やはり舶来ものが人気だったんですね~。ラピスラズリとか、火鼠の衣(実はアスベスト)とか不思議なものが。「宇津保物語」は「アラビアンナイト」の影響を受けている?どちらもちゃんと読んだことないので読んでみたい!と強く思った。2020/10/10
kinaba
0
シルクロードという道そのものというよりは、初期平安文学に現れる、ペルシアやアラビアンナイトの世界というシルクロードのその向こうからの投射の解説。なるほど。宇津保物語読みたくなる。2018/02/19