角川文庫<br> 聖の青春

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角川文庫
聖の青春

  • 著者名:大崎善生【著者】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • KADOKAWA(2015/06発売)
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  • ISBN:9784041030080

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内容説明

重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯を描く。第13回新潮学芸賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mapion

407
将棋の棋士だった村山聖さん。5歳でネフローゼを発症し、入退院、自宅療養を繰り返し、合間を縫うようにしてプロ棋士として対局をこなしていた。晩年はタイトル戦にも参加し、羽生善治と並ぶほどの一流の棋士となった。森信雄門下生となって棋士生活が始まり、二人の生活が詳しく語られ、それが中中に面白い。少女漫画や推理小説が好きで、麻雀や酒にも馴染み、棋士仲間の友達もできた。彼は将棋漬けで終わらない自分の青春を作り上げていた。将棋に対する情熱は尋常でなく、口数少ない彼が発する死を意識しながらの言葉は、ときに胸を締め付ける。2026/02/14

ハッシー

214
【9×9の81マスに人生の全てを賭けた】 ▶一つのことだけに生涯をささげるのはとてつもなく危険だろう。それを失えば自分の人生すべてを否定してしまうことになる。棋士はそんな恐怖と戦いながら、基盤の上に宇宙を描く。そこには自分が生まれた意味がある。自分が生きる意味がある。 ▶聖は意識が途切れる最期の瞬間まで将棋の譜読みをしていた。そんな状態でも将棋の名人になることをあきらめていなかった。 生きるとは何か?人間の強さとは何か? 小説を読んでいくうちに、彼から大切なことを教えられた。2017/01/31

Emperor

198
病気と闘い、命を懸け、名人位という夢を追い続けた関西の”怪童”、村山聖。彼の儚く散った美しい生涯と、純粋すぎる生き方、そして、人生の最終手「2七銀」に、敬意と祈りを。【カドフェス2016】2016/08/23

またおやぢ

161
幼少の頃より命と向き合い、命を燃やし尽くした不出世の棋士の一代記。身に降りかかる現実の理不尽さに憤りつつも決して目を背けず、自らが定めた頂きに向けて、一心不乱に愚直に歩みつづける青年の姿には驚嘆を禁じ得ない。彼が高みに登ることができたのは、類い希なる才能の賜物であることは間違いないが、彼を取り巻く人々の存在無くして才能は開花しなかったに違いない。両親、師匠、良き好敵手との出会いが、純度の高い濃密な日々を生きた証となったのだ。困難を乗り越える勇気に満ちた行動こそが、人間の価値を決めるのだと強く意識する一冊。2017/02/04

hnzwd

149
奇跡のA級棋士 村山聖を主人公とした一作。命を最後の1ミリまで絞り尽くしたかのようか名局と、どうしても逃れる事のできない運命が描かれます。『3月のライオン』二階堂の元ネタらしく、漫画より漫画みたいな純粋過ぎる生き方を感じられます。生きる事よりも優先出来るくらい好きな事を見出せるのは羨ましいと思う反面、そこまでしても振り返ってくれない将棋の神様の厳しさ、悲しさを感じました。2015/10/30

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