単行本<br> ナイフの行方

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単行本
ナイフの行方

  • 著者名:山田太一【著者】
  • 価格 ¥1,222(本体¥1,111)
  • KADOKAWA(2015/06発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047319301

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内容説明

2014年12月に放送されたNHKドラマ「ナイフの行方」を書籍化。山田太一の最新書き下ろしドラマ(前後編計146分)で、制作統括は「男たちの旅路」(1976年~放送)の近藤晋プロデューサー。
ナイフで無差別殺人を犯そうとした若者(今井翼)を、剛腕の老人(松本幸四郎)が取り押さえて自宅に連れ帰る(前編)。後編で意外かつ衝撃的な展開が待っている本作は、放送当日から山田太一ファンが騒然とした「異色作にして傑作」。「人間は変わらない」「みんなが人間を信じすぎている」というセリフには作者の心情があらわれ、現代社会へのメッセージに富む骨太の物語です。
本書は、ドラマ前後編のシナリオを完全収録するほか、山田太一本人による1万字解説「正義がどこにあるのか、分からない時代に」、そして近藤晋プロデューサーによる5000字解説「回想シーンがまったくない“傑作”」を収録。1960~70年代から良質なテレビドラマを探求し続けてきた2人の巨匠の言葉は、本作の解説を超え「ドラマとは何か」「人は何に救われるのか」を示唆するテキストとなっています。
山田太一のドラマシナリオ集としては18年ぶりの刊行。81歳を迎え、ますます鋭く世を人を見つめる山田太一の視線を、シナリオとロング解説でたっぷり味わえます。
<NHK特集ドラマ「ナイフの行方」放送概要>
放送:2014年12月22日(月)22.00、23日(火)22.00
※NHKオンデマンドで2015年11月30日まで配信
作:山田太一 演出:吉村芳之
出演:松本幸四郎、今井翼、相武紗季、石橋凌、松坂慶子、津川雅彦 ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sidmar arai

1
おうむ返しなセリフの応酬、ちょっとかっこいいおじさまでおせっかいな人が主人公で、今時の若者と対立する…山田太一あるある満載のドラマの脚本化。 ナイフを振りかざしヤケになった若者を匿う主人公。でもここからはいつものあるあるとは違う展開になっていく。 「人間を信じすぎるな」 切実な想いから生まれた言葉が胸に刺さる。2015/08/12

have a plan

0
小説と思っていましたが、テレビドラマの脚本でした。山田太一さんですから当然でした。 山田作品らしい会話のやりとり。テレビドラマだと段取り踏んでる気がして不自然に感じる会話ですが、文字で追っていくほうがすんなり入ってきました。 あいにくドラマは見ていないのですが、配役も書いてあり、脳内で想像することができて楽しめました。2015/12/12

たけちゃん

0
★★★☆☆ 大昔、TVドラマ『早春スケッチブック』に衝撃を受けて、彼の作品を見て(読んで)きました。今回は久しぶりです。あいかわらず山田太一だなぁ…。2015/08/29

米光一成

0
ああ、なんておもしろいんだろう。誰かれ構わず刺そうとする若者を軟禁する71歳の男という異様な設定を自然に読ませてしまう凄さ。2015/07/13

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