内容説明
コンラッドと出会ったときから、エマの葛藤が始まった。■母親の女手ひとつで育てられたエマは、母が亡くなる直前、自分に大富豪の祖父がいることを知らされる。母の最期の願いは、その祖父とエマが一緒に暮らすこと。そこでまずは素性を隠し、エマは祖父に近づくことにした。首尾よくアシスタントとして採用され、祖父の家に向かうと、エマを出迎えたのは祖父の腹心のコンラッドという男性だった。人目を引かずにはおかないほどハンサムで魅力的。だが傲慢で見るからに遊び人の彼に、エマは一目で反発を覚えた。何も知らない祖父はエマを気に入り、徐々に心を開いてくれるが、ある日、持病が悪化して倒れる。コンラッドは祖父の体を案じ、エマにあるとんでもない計画を持ちかけた。
感想・レビュー
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糸車
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初対面から相手をあやしい人物と疑って、しかも、そういう人物ではないと納得しても相手にそれを伝えない、っていうのは駄目だと思う。ヒロインに近づく男をばりばりに警戒しているのは、ああ、嫉妬しているんだと分かったけれど、ヒロインは恋愛に慣れていないから、伝わらない。嫌味はきっちり言うんだから、それと同じくらい言えばいいのに、きみのことが気になって仕方がないんだ、って。女性に拒否された経験がない男性って、面倒。ともあれ、ヒロインの祖父は万々歳でしょうね。思い通りですもん。2013/04/26
りりか
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偽装婚約もの。ヒロインを軽蔑したり馬鹿にする態度を取るヒーローは苦手なので、このいつでも強引なところを隠さないヒーローはちょっと駄目でした。2012/02/19