内容説明
クラウド、ビックデータ、アジャイル開発の時代に、ITアーキテクトが「ステークホルダ」を満足させる設計に求められる判断の原則を、多様な「ビューポイント」と「パースペクティブ」の手法で詳細に体系化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
konomichi
3
昔、OMTが、ソフトウェアを3つのモデルで表現したように、システム全体のアーキテクチャを様々なビューポイント、ビュー、パースペクティブをキーに複数の視点それぞれでモデル化して、ステークホルダたちの理解を得る。そのためのアーキテクチャに対する考え方を厳密に定義した設計哲学書。本題はあくまで「アーキテクチャを検討する際の考え方」なので、抽象論が延々と続くため読んでて辛いが、たぶんこれをみっちり読めば、システム開発初期の見通しはきっと明るくなる。アーキテクトさんには必須だと思います。2015/11/28
monotony
0
長いこと積読状態だったものをようやく読了。もっと早く読めば良かったというのが正直な感想。自分の中で無意識とか感覚的に判断していたことが、かなり網羅的に言語化されている。一見すると抽象的でなに書いてあるかわからん本のようにも見えるけど、それなりに経験積んだ中堅エンジニア以上には有用だと思われる。2022/08/28
Hirotaka Nishimiya
0
教科書的でPMBOK読んでいるよう。抽象論が続き目新しい情報もないので途中で読むのをやめた。2019/02/20
kuma-kichi
0
ゴリゴリの技術論かと思いきや、アーキテクチャを構築する時に注意すべきことを、ステークホルダ(関係者)、ビューポイント(視点)、パースペクティブ(視点、かな?)でまとめている。 これは、世の中のITアーキテクトの方に読んでほしい。2018/12/30
たくち
0
ステークホルダの存在を導入して、アーキテクトおよびスペシャリストの役割を示している第1部が秀逸。以降はすごく上流工程的な話が続くので読者を選ぶ。(個人的には退屈であった。)2018/04/07