ディスカヴァー携書<br> 中東特派員が見たイスラム世界と「イスラム国」の真実

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ディスカヴァー携書
中東特派員が見たイスラム世界と「イスラム国」の真実

  • ISBN:9784799316863

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内容説明

「イスラム国」の正体は、日々テレビでの報道を追っているだけでは根底まで理解することが難しい。その背景には、イスラム教そのものに対する理解と、現地にいる人にしかわからないリアリティを把握しておくことが欠かせないからだ。
本書は、中東に長く滞在し報道に携わってきた特派員である著者が、テレビで端折らざるを得なかった部分を詳しく解説しつつ、極力専門的な話や小難しい内容を排して、「イスラム国」とは何か、彼らは何を狙い、何を求め、これから日本にどう関わってくるのか、またそもそもの根底である「イスラム教」とそれにまつわる世界とはいったい、どういうものなのかをエピソードを交えながら語った、画期的な一冊である。

「この本を書こうと思ったきっかけは、黒服面男「ジハーディ・ジョン」が映像で発した日本への警告だ・テロリストからこうもあからさまに敵と宣言されたのに、私たちは相手のことをあまりにも知らなすぎる」(本文より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

14
86シーア派とスンニ派の違い、過激派の起こり、アルカイダとイスラム国の目的とふたつ組織の違い、イスラム国の成功の秘密、湯川さん後藤さんとヨルダンパイロットの解放交渉などとても分かりやすく説明していてとても勉強になりました。バグダディがカリフを称した衝撃は日本で言えば源氏の血筋でない男が征夷大将軍を名乗る感じで時代錯誤の印象、アッラーフ・アクバルと聞けば過激派と直ぐに結び付けてしまいますがオーマイゴッドに近くて喜びや驚いた時に使う(使用例、作業ミスで同僚が木の下敷きになり死亡アッラーフ・アクバル!)2019/06/13

おらひらお

3
2015年初版。テレ朝のカイロ支局長によるイスラム国の話。やはり臨場感がある内容で、日本につたわる情報はかなり限られたものであることを再確認できました。2017/09/06

kuma san

0
日本でテロなどが起きたときどのように対処するのだろうか。忘れられているがどうすべきか考えて行動に移さなければならないと感じた。2016/10/20

Xy

0
イスラム教の成り立ち・歴史、過激派が生まれた経緯、ISによる日本人殺害まで。現地特派員による解説であり、非常にわかりやすい。2016/08/12

ママ大王

0
中東情勢がもうどうしてこうなってるのかわからなくなっている私にはちょうどいい解説本でした。そもそもの流れから書いてあるのがいいです。新聞などでは今の時点でのことしか書かれないから。世界地図、中東周辺地図を巻頭にまとめて載せてもらえたらありがたかった。2015/12/20

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