内容説明
赤ちゃんは、学習の天才! 「自分」と「他人」をいつから区別してる? 寝かしつけに効果的な歌い方とは? どうやって言葉を覚えるの? 赤ちゃんにできて、ロボットにはできないことって? 2000人の乳幼児と接した研究者たちが明かす、赤ちゃんの知られざる能力とは。子どもを知れば、育児・保育・教育がもっと楽しくなる! 進化しつづける、〈赤ちゃん学〉の世界へようこそ――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Taka
14
赤ちゃん学最大の謎は赤ちゃんがどのように知能を身につけていくのかということ。運動はだいぶ解明されてきている。10年以上前の本だから人工知能の記載も古いし、現代ではもっとわかっていることがあるだろう。赤ちゃんは思っているより早く自分や他人を理解している。理解しているのとしないの差はどこからか。その差を論理的に話せるような研究とは尊い物だ。語りかけより音楽が好きな赤ちゃん。不公平を感じる人間のサガ。育つという経験則的なものを科学的アプローチする。理解も愛もきっとずっと必要だ。人間は感情的で知的な生き物だから。2024/10/31
ヴュルツ
3
赤ちゃんの成長って本当にすごい。2019/04/27
shizuca
3
おもしろいなぁ。赤ちゃんってそういう存在なのね、と身近に赤ちゃん(もうじき生後2ヶ月)がいるので、積んでいたのを読んでみました。赤ちゃんの研究とはどうやってするのか、などの裏話のようなコラムもあって楽しめました。読みながら、赤ちゃんは、とても非力な存在でお母さんだけを頼りにこの世に生まれてきたんだなぁと思って、胸がいっぱいになりました。2016/08/18
Carol
2
赤ちゃんすごいわー!AIの本を読んだときにも思ったけれど、人間の頭ってすごく絶妙な感じでいい加減なんだなと思いました。だから応用が利く。ふむ、すごい。本文もさることながら、間のコラムに赤ちゃん研究の苦労話が出てきて面白かった。ぐずったら実験中止、寝ちゃったら中断w大変だww2018/11/24
pastis56
2
なかなかおもしろかった。ロボットが赤ちゃんを越えられないところが、ヒトの知能の奥深さを表している。ヒトの知能を解明するにはまだまだ時間がかかるんだろうな。2015/05/15