内容説明
幽霊でも、怪物でもない。たたるか、護り神か?
あなたは信じますか? 日本の不思議ワールドへようこそ!
妖怪がブームになっている。さまざまなメディアに登場し、フィクションの世界でも大活躍、各地の博物館や美術館では趣向をこらした展覧会が開かれている。極めつけは「妖怪ウォッチ」の爆発的な人気である。
「妖怪文化は、日本が世界に誇ることができるほど豊かな文化である」「妖怪文化の理解なくして、日本文化をふところ深くまで理解することはできない」と考える妖怪研究の第一人者、小松和彦氏による妖怪の入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
82
イラストが可愛い。どこかで見たことあるな?と思ったら「しゃばけ」の表紙絵の方なんですね。タイトルどおり、初級編。全国的によく知られている妖怪が多数載せられていて、簡単な(すぎるけど)データで紹介されています。2015年出版だからか、水木しげるさんが亡くなったことに触れていないのと、今年有名になった「アマビエ」がありません。平成も中頃過ぎから妖怪の小説、漫画が流行り始めたのは何故か?ほうほう、なかなか面白い解釈です。日本人が自然と共存する中での豊かな発想は大昔からちっとも変わってないんだなと感じますね。2020/09/14
aquamarine
72
「知識ゼロからの」というだけあって、本当に基礎の基礎だけのようですが、知っている事が多くても、あの「しゃばけ」の柴田ゆうさんのイラストですから、妖怪たちがどれもみんな可愛らしく楽しいです(説明を読むとものすごい怖いのもいますが?)。しゃばけで見たことのある子もいます。データや正体、コラムなど、短くまとめてありさらっと読めました。全国マップと称した地方の妖怪紹介も面白かったですし、妖怪と幽霊、怪獣、神の違いや、事象であったいくつかの妖怪が水木しげる氏によって具象化されたという説明も興味深かったです。2018/02/19
D4C
8
妖怪たちのイラストが、しゃばけの柴田さんのため、どの妖怪もおどろおどろしい、怖い、というよりも、可愛いが先に来てしまう(笑 著者が文化人類学、民俗学を専門としている方のため、妖怪というものを民俗学の見地から考察しているのが大変興味深かった。意外と妖怪を解説、説明している本にも書かれてないけど、ぬらりひょんが妖怪の総大将となったのは、鬼太郎が始まり。この本でも書かれていたけど、妖怪と言うものを話す上で、鬼太郎、もっと言うと水木御大の存在を無くして語ることはできないんだなぁという事を再認識。2018/03/06
かち
7
「しゃばけ」の画を担当されている柴田ゆうさんのイラストだけあって、そこから出張されている方がいますねw佐助は、若旦那に会う前の姿かなと想像して楽しかった。…現象に姿を与えた水木先生の功績は凄いものなんですね…と改めて思いました。佐渡には狸と狐が島の権利を争って、狸が勝った(なので佐渡には狐がいない)…とか石田散薬が河童がらみのいわれがあったとか…すねこすりは、いっそ出てきてほしいとか…妖怪の入門書として最適。妖怪関連の本をあと何冊か読んでみたいです。2015/09/11
尾白
4
やはり妖怪ファイル1は【ぬらりひょん】ですかw 途中までカラーなのですが、途中から白黒。・・・図書館の本なのに塗り絵がしたくなって困った。可愛らしいイラストなのに、説明がとんでもなく怖いものも多く、大満足。(特にファイル9【枕がえし】)2015/10/05
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