内容説明
満州(マンジュ)族の一小国が、飽くなき革新力により、巨大な中華世界を飲み込む。その力は中華世界を越え、中央アジアへ進出し、イスラムをも取り込んだ空前の大版図を築く。華夷秩序を超越する世界帝国の体現者=清朝。それは、満・蒙(モンゴル)・漢・蔵(チベット)・回(ウィグル)5族からなる、現代中国の原型だった。康煕・雍正・乾隆の3代皇帝を中心に、その若々しい盛期を描く。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
珈琲好き
6
赤ペン先生雍正帝は笑った。 / 明から清が産まれたと思ってたが、明が滅びる前から清は清だったのね。2018/02/18
石橋
2
東洋文庫の「大清帝国展」を観た。さらに同展のネット配信で石橋先生のお人柄を知り、どうしても読みたくて古本屋で取り寄せて読む。良かった。なぜ絶版なのか解せぬ。2021/04/28
の
2
女真族が中国を統治した清朝を解析。現代中国では最後の帝国としての悪のイメージが強く蒼穹の昴のイメージがある日本では考えられない程の皇帝専制政治へのマイナスな部分が取り上げられているが本書はそうしたある意味自虐的な歴史観から離れ一少数民族が築き上げた中国の思想やシステムを解き明かしていく。現在の中国の国境もこの時代にほぼ完成し周辺諸国への圧力を強めていく一方で国内では多民族による共存の道を模索していくそれまでの政治方向とは異なるが中国の伝統を受け継ぎ次へバトンタッチする役割を果たした。そこは評価しないと。2011/08/22
numainu
0
評価C2007/04/06
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