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内容説明
日本の企業風土にはびこる旧弊を乗りこえ、グローバル・スタンダードな企業統治(コーポレート・ガバナンス)を貫徹するべし──この通念は真なのか? 大企業が果たしてきた危機克服──社長解任という統治行為の実態、この国の組織が育んできた伝統、そして「お手本」とされたアメリカの事例を検証し、企業統治論のオルタナティブを探る。日本の会社を作りあげてきたもの、これから作りあげるものは、果たして何か? (講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2022/10/07
Go Extreme
1
企業統治の問題を生み出してきたもの―株式会社制度に潜む本質的問題: 企業統治の問題とは何か アダム・スミスの株式会社観 企業統治の問題の終焉? 日本の企業を作りあげてきたもの―労働組合とミドルの力:日本の企業統治の通念―メインバンクによる牽制 ミドル主導による経営者解任の事例 日本の組織を作りあげてきたもの―江戸期の商家・武家における統治: 「侵すべからざる上下秩序」という通念 米国の企業を作りあげてきたもの―ヘンリー・フォードの哲学: 株主・株式市場による統治への意義 日本の企業を作りあげていくもの2022/06/30
しまちゃん
1
株式会社制度に潜む本質的問題として、出光等を事例に説明されています。企業統治において労働組合やミドルの力の働きを説明し、戦後の「三等重役」と従業員による選挙で経営者の任免をした歴史についても書かれています。米国流等の「お手本」を追うことなく、独自の取り組みが必要ではないか?と読書へ訴えているように感じました。2013/01/12
numainu
0
評価D2013/07/12