- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
宇宙で最大で最強の巨大な星の爆発、“宇宙のモンスター”ガンマ線バーストとはいったい何か? 数千億個の星からなる銀河よりも明るい大爆発は、どこで、どのように発生するのか? 長い論争の果てに下されたその結論に科学者たちが困惑した理由は一体? ブラックホールとの関係、宇宙の歴史、生命大絶滅との関係……。宇宙物理学で今もっとも注目される現象をひもといていく。(ブルーバックス・2014年3月刊)
目次
はじめに
第1章 ガンマ線バーストの発見と性質
第2章 ガンマ線バーストの観測競争と大論争
第3章 本命の登場
第4章 ガンマ線バーストの理論
第5章 宇宙の一番星を探す
第6章 ガンマ線バーストはいたるところに登場する
さいごに
謝辞
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
WATA
42
宇宙で発生する「ガンマ線バースト」の紹介本。ガンマ線バーストとは、太陽より重い星が極超新星爆発を起こしたときに出す強いエネルギービームのこと(表紙イメージ参照)。この爆発は宇宙最大規模で、100億光年離れた星の爆発でも肉眼で観測できるほどの光を出すという。本書ではガンマ線バーストの発見から発生メカニズムの究明までの歴史の流れに沿って、この現象の凄さ・不思議さを紹介している。細かい部分まで全て理解しようとすると相対論の知識が必要になるが、ガンマ線バーストの仕組みと規模の凄さは予備知識がなくても理解できた。2014/04/29
kaizen@名古屋de朝活読書会
22
#感想歌 ガンマ線集中放射(burst)宇宙から観測理論展開経緯 関係性極超新星仮説だとみだしにないが索引にある2017/10/01
calaf
17
ブラックホールの誕生と、相対論の適用(つまり高速粒子が関係)がポイントとなるガンマ線バースト。その発見と仕組み解明の歴史や現在の状況、今後の展望(?)などをまとめた入門書。「さいごに」に書かれているように、確かにガンマ線バーストに関する一般人向けの啓蒙的な入門書はこれが初めてのものという気がします。2014/05/27
文章で飯を食う
9
相対論が問題の核心だとわかった。相対論自体は、相変わらず良くわからないが。2015/09/07
文章で飯を食う
6
知らなかったよー。宇宙最大の天体はクエサーだとばっかり思っていたよー。ガンマ線バーストの謎が解明されるまでの人間臭いお話も、面白い。2014/06/07