双葉文庫<br> キング・メイカー

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双葉文庫
キング・メイカー

  • 著者名:水原秀策【著】
  • 価格 ¥561(本体¥510)
  • 双葉社(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575517651

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内容説明

たった100円で人生が変わる!? 崖っぷちの男を救ったのは、ひとりの天才との出会いだった。地味で冴えないボクサー・黒木のもとに、ある日、「PRマンとして雇ってほしい」という男が現れた。黒木はアルバイトに勤しむ自分に声を掛ける男にうさんくささを感じたものの、100円という契約料の安さに思わず契約を結ぶ。しかし、その時彼はまだ知らなかった。この愛想のいい男が、「世間を騙す」プロだということを――。底辺から頂点を目指す、型破りのマネージメントスポーツ小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

64
とても読みづらい作品を読んだ後だったのでサクサク読めるこの作品は快適だった。ただラストにもうひと押しほしかったかな。『もうすこしです』。実力があっても地味なボクサー・黒木がロビイスト・沖島の押しかけプロデュースによってマスコミを利用した世界戦挑戦へと駆け上がる。表紙が主要キャラでないとかロビイスト(PRマン)の沖島があらすじでは天才詐欺師になってたり、本文以外のところがなんか残念。ボクシングシーンの出来はよいけれど、盛り上がるようで盛り上がりきらないラストが尻切れ感。全体として起伏が弱かったかな2015/07/22

おやぶん

5
アメリカではそこそこ有名なPRマンである沖島が 日本に戻ってきて見つけたダイヤの原石が売れないボクサーの黒木。 実力はあるはずだがパッとせずくすぶっている黒木を 焚きつけてサクセスストーリーへとつなげていく。 ただその方法にはいろいろと問題があるのであった。 読みやすい文章とストーリー展開で1日で読み終わる事ができました。 最後がさらっと終わってしまうため、 その後の黒木がどのようになったのかを是非とも知りたいと思った。 また沖島の違う展開も読んでみたいなと思います。2015/09/02

touchthepeak

5
実力は申し分ないものの、地味な試合ぶりが嫌われてチャンスに恵まれなかったボクサーが、アメリカ帰りの敏腕プロモーターと出会い、スキャンダルを利用した話題づくりに成功することで、遂には高校時代からの宿敵と世界タイトルを争う...といったストーリーのボクシング小説。ボクシングシーンの描写は真に迫っていましたし、登場人物達もそれぞれ魅力的だっただけに、全体にボリューム不足な点が残念で、「ここで終わっちゃうの?」といった消化不良感が残りました。貴重なボクシング小説だけに、出来れば続編を期待したいところです。2015/03/21

しぇん

5
プロモートの話半分、ボクシングの話半分という感じでしょうか。そのせいか両方中途半端になってしまい物語りが薄くなってしまってるような感じも。沖島が特に天才に感じられなかったせいもあるかもしれませんが。唯、愚直なまでにボクシングを愛する黒木は好きでした。2015/03/13

tako_machida

3
ボクシングのプロモーターの話でなかなか興味深いんだけど、あと1.5倍くらいボリュームがあっても良かったかな!?すんなり話が進み過ぎな感じがして、読み応えとなると少し物足りないかも。2015/03/26

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