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内容説明
毎日がパラダイスになるコツが満載。
人間と切っても切り離せないもの、それは「悩み」です。生まれてから「悩んだことがない」人はいません。多くの宗教、哲学も悩みを克服することを追究しています。しかし、悩みは尽きない、克服できないものとして現存しています。
著者の武田氏は悩みを諸悪の根源としているわけではありません。
文字通り、悩みをなくす。悩みをやめる。悩みを手放す。これが無悩です。そのための技、方法をまとめたものが本書です。無悩とは技術です。技術は、習練を積むことで誰にでも身につけられるものです。
「難問を解決したら悩みも解消する」と思っている方も多いかと思いますが、それより先に「悩むこと」を消してしまう。悩みから自由になることを目的としています。
悩み体質の人は、磁石のように悩みを引き寄せてしまいます。解決能力の高い人ほど、一つの悩みを解決した先から新たな悩みを抱え込んでしまいます。延々と続く悩みのループ。本書を読めば、その無間地獄から必ずや脱却できるヒントがつかめるはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
布遊
9
6ポストイット。一部流して読み進む。*こころをニュートラルに戻す術を知る。*こころの脱力。「評価を気にしない」「人と比べない」「自分の価値を定めない」「深く呼吸する」「大自然と一体になる」。*外部環境に自分の機嫌を預けない。*自分の身体を信じて、当たり前のことをコツコツと積み重ねる。*プライドよりも自己肯定感を培う。書道家らしく、漢字を例に挙げたところが多かった。2016/09/26
★カイト★
6
人間生きているうちは悩みは尽きないものです。悩みのない人間はいない。悩みが人生を狂わす。といっても過言ではないと思う。そんな悩みを解決すべく悩みを無くし『無悩』状態を作る力を養う。そんな本書です。まず悩まずに人生を楽しみ、人生を楽しく、人生を楽しみ、なんでも興味を持ち「わくわく」を持ちながら生きる。そして悩みができたらそれを自分で受け入れ、認めること。ところどころ見られる書道家ならではの漢字を分解して独自の解釈で語られる読解は面白い。全体的にはそんな考え方もあるのかと目からウロコな感じもありました。→2015/09/11
Kentaro
4
悩んだことのない人間はいない。人より能力が劣る。稼ぎが悪い。仕事に失敗した。悩みごとはつきない。一方でこの一年どんなことに悩んだのか、下手をすれば一週間前の悩みすら忘れてしまっている人も多いという。それが人間という生き物だ。 多くの宗教や哲学は悩みを克服する事を追求する。しかし悩みというものはつきず、克服できないことが多い。 悩みをなくすこと、悩むこと自体をやめること、悩みを手放すこと。こうしたことを無悩と定義する。 これは立派な技術である。また、訓練することでこの能力は手に入れることが出来る。2018/06/11
ケイポン
3
★★★☆☆ 克服できないことが多い悩み。悩みをなくす、悩みをやめる、悩みを手放す。「無悩力」を手に入れることで心が明るく、ポジティブに変わる。実際にあった具体的な悩みを取りあげ、悩みを解消する考え方を紹介する2023/09/16
海苔巻おにぎり
2
正しい悩み方を教えてくれる本です。 今の時代はいろいろな情報をたくさん入手できてしまうので、必要以上に考え込み、不安になったりすることも多いと思う。 「病気で辛い時こそ体を信じること。コツコツとできることだけを行っていく。これが病気のネガティブな悩みを振り払う最良の方法だと信じています。」 武田双雲の言葉は、いつも心に染み入る。