内容説明
謎の女に追いつめられる男が行き着いた恐怖。
経理係の横領で2000万円もの負債を抱えたペーターは、ある日奇妙な事件に巻き込まれる。見知らぬ女から強引にある会社社長に届け物を頼まれるのだが、中身は足の親指。借金返済を約束されて探偵役を引き受けたペーターだが、いつしか女が仕掛けた巧妙な罠にはまっていた……。 緊迫の追跡劇を描きながら、心の痛みを抱える主人公の内奥を克明に書き込む厚みのある物語。『喪失』で話題を呼んだ北欧ミステリー界の女王、鮮烈のデビュー作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワラスボン
7
カーリン初読、スウェーデンの作家。恐ろしいストーカーのお話です。ストーリーにツッコミ所は多いけど、多すぎると許容範囲も広くなるのか、もう何でも受け入れて読み進めた。主人公は過去ひきずってて暗いし、犯人も精神的にヤバいのに、ちょいちょい良い友情がはさまってくるから、思ったよりも重たくない読後感。その友情がちょっと変わってて不思議で、そこが魅力でした。 ★★★☆☆2025/02/22
章魚 たこ
3
だめだ!130ページまで読んでギブアップ。面白くなさすぎ。主人公の過去の話が長すぎ! ちょっとひどくない!とても北欧ミステリと思えない。2019/03/03
凪
3
経理係に会社の金を使いこまれ、二千万近い負債を背負わされたペーター。負債の額を書いた紙を前に途方にくれているペーターは、突然現れた女からある男に荷物を届けてくれと頼まれたことから、恐ろしい事件にまきこまれていくが……。引き続きスウェーデンミステリです。鬱々とした世界に、読んでてこちらも鬱々に……(^_^;)デビュー作らしいので、多少ご都合主義な展開なのはしょうがないかな。次作に期待!2016/03/19
ペトロトキシン
3
完読出来ませんでした。どうにも外国人の名前は頭に入ってこない。しかも、スウェーデンの名前。馴染めないです。2011/03/28
NAo
2
男性が主人公の作品。女性と違ってそこまで重くなく、友情が生まれたりして救いのある話で良かった。バリエーションに富んだ話を思いつく作者に驚きます。全巻購入したいです(^o^)/2016/05/20