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内容説明
ウォルポール時代のイギリスを例に取りつつ、政治的腐敗が必ずしも国民の不利益につながらないことを明らかにした「腐敗の効用」(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、進化論は自然科学ではなくイデオロギーであると看破した「歴史を見る目」ほか、「タブー用語について」「真の戦闘者・徳富蘇峰」など全8篇を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒生
5
谷沢永一さんが「これはとびきりの名著ですよ。渡部昇一さんの最高傑作かもしれない。」と評しているので読んでみたら驚いた。肩肘張らずのエッセイながら、論旨明快、鋭い着眼の筆法で読者を納得させてくれる。正直、渡部さんの近著は内容の薄いものというか、旧著の使い回しや、分かりやすくする為に単純化し過ぎている節があると思っていた(若い頃の彼が徳富蘇峰を「時局便乗の右翼爺い」と見ていたとまではいかないが)。しかし、1975年に出た本書によって私はやっと彼の真価や、谷沢永一さんがああまで褒めそやす理由が分かってきたのだ。2016/04/25
父帰る
0
腐敗の効用はとてもよく理解出来ました。私も政治の世界にいましたから。徳富蘇峯の人となりがよく分かりました。三島文学に対する、鋭い分析には感服しました。2013/04/13
Toshio Iwamura
0
「腐敗の効用」という逆説。多少、言葉遊び的な感がなきにしも非ずが面白い。進化論がイデオロギーに過ぎないという見方も斬新で面白かった。
naniwoyomu
0
おすすめ。 #興味深い #鋭い考察
おとう
0
基礎的な知識の無い章もあったので理解に苦しむ事もあったが、さすがの洞察力だと感じた。良い本です。2020/07/15
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