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内容説明
プロフェッショナルとは何なのか。今、日本のプロ野球が取り組むべき課題は?
それは私に定着した一般的なイメージからすると、意外に思われる結論かもしれない。
「戦いたくはないか」「もっと投げたくはないか」これこそが今の私の率直な思いである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュラフ
24
投手生活5年間で82勝60敗という数字は立派ではあるのだが、とりたてて特筆すべき数字ではない。だが権藤博が伝説の大投手たるゆえんは、"権藤、権藤、雨、権藤"といわれたほどの連投につぐ連投の大活躍があったから。入団1年目の投球回数429回の35勝という数字は、中6日が一般化した日本プロ野球では今後ありえない。そういう時代だったということだろう。結局この肩の酷使がたたって短い投手生活に終わったのだが、本人は"太く短く"の投手生活に悔いはなし。"細く長く"ももちろん大切なのだが、一瞬の輝きというのも美しい。 2016/08/07
chanvesa
11
にわかベイスターズのファンになりつつある私だが、1998年の横浜ベイスターズの異常な強さは当時ファンでなくても鮮烈に脳裏に焼き付いている。あの時の強引な采配をしなかった権藤監督はかっこいいと思った。この方は合理主義者でありながら、勝負師なのだ。勝負師はある局面では非合理に賭ける。二人の新人ピッチャーに対し、一軍投手枠が一つ。球が速いがコントロールが難、球威はないがコントロールよし。「さて、どちらを選ぶか。正直、悩ましい。私はこんなとき、目を見て決める。眼光の鋭さだ。(150頁)」毎度去り際もかっこよし。2015/06/01
YS-56
1
まさに職人。また投手コーチをしているところを見てみたいものです。2014/10/23
樋口博昭
0
権藤さんは当番過多で、肩を壊したものだと思ってた。 だから、コーチ時代に投手を酷使しないようにしていたのだと思い込んでいたが、事実は少し違うらしい。 もう1回、現場復帰しないかなぁ。2016/01/08
lonely_jean
0
とにもかくにも、考えられない好成績。今ならありえない。もっと投げたくはないか、という呼びかけの意味も大きく頷ける。ありえない、というのは、長年そういう投手を見ていない我々の思い込みなのだ。多くのスポーツにおいて、タイムは縮み、技術は向上している。野球だけ例外は寂しい、もっとやれるはずだ。2019/02/07