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内容説明
いまだに日本の「戦後」は終わっていない。いまこそ「占領レジーム」を脱却せよ!
「日本国憲法制定」「財閥解体」「農地改革」などを経て、戦後の占領下につくられた日本の政治・経済システムを総点検。元財務官で「ミスター円」の著者が、資本主義の限界を超えて日本が進むべき道を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
21
☆☆☆ 経済書かと思いきや歴史書だった。題名にだまされた。それでも戦後日本の大蔵省、政府、歴代総理の歴史がコンパクトにまとまってわかりやすかったので、まあためにはなったと思う。ただ「豊かなゼロ成長の時代」に向かって、日本は何をすべきかという論点を深めてほしかった。2017/01/28
サトル
0
本のタイトルにひかれて、更に著者は「ミスター円」と呼ばれ、かつてマスコミを賑わした論客だから、期待して読んでみたものの、とんだ見かけ倒しだった。序章と終章を読めば事足りる内容で、著名人や識者の引用文がやたらに多いし、データは何度も使いまわし、バブル崩壊後は「失われた20年」などでは決してなくと云う念仏を繰り返しながら、仕舞いにはイギリスの百年戦争や江戸時代の鎖国まで飛び出してくる。まさに屋上屋を重ねて、実体がまるで見えてこないが、ただひとつ教わった。戦後70年、日本は成熟国家になってきたと云うことだ。2018/12/02