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内容説明
五十からの手習い。金にきれい。義理は死んでも果たす。火事にも地震にも負けぬ。
人気絶頂・江戸学博士のスゴすぎるサムライ・スピリット講座。
昔の日本を知れば、我々日本人のすばらしさが見えてくる。
時代劇のエピソードやヒーローに隠された日本人の日本人たる矜持とは?
歴史が好きな人も、あまり得意でない人も楽しめる、日本人であることに自信がつくエッセイ集です。
内容紹介
・武士は絶対、お金にさわらない
・名前だけで地位や立場がわかる
・必ず死ぬとわかっていても約束は守る
・学びを大切にした江戸っ子たち
・失敗が即、死につながる武士の世界
・悪代官は本当にいたのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リップ
17
いわゆる昔気質な日本人の姿が至るところで見られるのが江戸時代。日本人の誇るべきところだと思う部分から、これは負の遺産だなあと思う部分まで色々あった。切腹なんて最たるもので、死んで詫びるというのは「辞めて責任を取る」という形でしっかり残ってるなと。もちろん辞めてもらわないと困ることもあるけど、死んだら、辞職したら、その問題も消えるわけじゃないんだからそれが一番の無責任だとは思わなかったのか?残された家族はどうなるの?まあ家に迷惑がかからないように自分の命で終わらせるって気持ちもあったんだろうけど、嫌だなあ。2016/06/06
Book Lover Mr.Garakuta
10
江戸時代の生活読本2019/11/30
クサバナリスト
10
TV(NHKの知恵泉など)でよく見かける先生なので大いに期待したが、大いに期待外れの作品。面白かったのは最後の「江戸っ子はなぜ亀を買うのか」だけだった。2015/06/09
じょんたん
9
図書館の新着で見かけて、興味を持った本。 江戸時代の江戸っ子たちの様子が書かれている。 江戸には火事が多かったこと、火事をなくすためにどうしたらいいかということよりも、火事によって被害を最小限にするためにどうしたらいいのかを考え、実行していた。 火事の時に、囚人120人を「戻ってこい」と約束して逃がし、後日本当に120人全員が戻ってきた話は、日本人って素晴らしいと、感動した。2015/07/06
まんむー
8
江戸時代の300年で、日本人の根底となる考え方や行動となる元ができたという。読んでいくとなんとなく頷いてしまう。武士の話が多いけど、庶民の話もあり、ここで得た知識で時代劇見たり、江戸時代の本を読んだりすると深く読み込めるんじゃないかな。代官は「悪代官」と言われることが多いけど、実際は地域の民を思い一生懸命仕事に取り組んでいた人たちも多い。江戸時代、江戸っ子は亀を買うはその根拠が意外で面白い。そして武士は家を守るため大変だったことがよくわかりました。2023/07/10