中国人がタブーにする中国経済の真実

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中国人がタブーにする中国経済の真実

  • 著者名:石平/福島香織
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2015/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569802138

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内容説明

中国については、本当にさまざまなことが言われてきた。「バブルが潰れるといいながら潰れていない」「共産党の強権があればまだ経済成長は続く」「景気が悪ければお札を刷ればよい」。だが、こうした次元の話は早晩、現実を前に終焉するだろう。その現実とは「インフラ崩壊」である。2011年7月、日本の新幹線のパクリである高速鉄道が浙江省温州市で転落大破した。これが事件になったのは「たまたま自信満々で打ち上げた国家プロジェクトが事故を起こした」からで、この手のことは日常茶飯事だという。橋や道路、そしてビルさえも中国では当然のように倒壊、崩落する。そんな国で何を「売り」にして、投資を集めようというのか。周知のように中国経済は外資と公共事業頼みであり、公共事業がインフラ崩壊と不動産の下落で崩れれば、海外の信用失墜は投資減少として表れる。この国には活路がないのだ。現地を知るジャーナリストと評論家が歯に衣着せず語る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

謙信公

11
日本人よりも日本人らしい元中国人と中国ガッツリ記者による「とんでも中国」の対談。新幹線事故、冷漠社会、人民解放軍の内情など、漫才ネタか?と勘違いするハチャメチャ満載。経済成長が続いているとされるが「データは操作できる」と喝破する統計など信用できるか?習近平のカリスマ性のなさも指摘されるが、現在の香港情勢からみても逆効果だ。ただ、日本を「眠れる獅子」と恐れるようだ。彼の国との付き合い方を、石平氏は距離を置き、福島氏は腰を据えて関わっていくとする。もし媚中派政治家がリーダーになったら?考えただけでも恐ろしい。2020/06/26

sakadonohito

8
2010年頃の中国の状況を話題にした本。なんか日本アゲ・中国サゲが目立つ内容に思えた。石平氏が天安門事件を機に中国を捨て日本に来た人なので仕方ないのかも?習近平がトップになる直前で習近平の情報が両人共全然なく、悪い意味で過小評価(当時の展望よりも日本にとって悪い方向に進んだ)。なんか浅いところの話ばかりに思えて少しがっかりした。2024/07/28

p.ntsk

6
石平さんと北京駐在経験のある福島香織さんとの対談集。国内にいては分からないディープな情報でした。タイトルは中国経済の真実となっていますが、内容は経済のみならず政治、外交、軍事、文化、ネット・メディア事情等多岐にわたっています。これらを踏まえた上で今後の中国との対し方について、お二人の持論で締め括られています。やはり衝突を恐れず対等に議論する姿勢が大事だと思いました。その為にも歴史を始めとした知識が必要だなとあらためて感じました。2012/12/09

ダンボー1号

5
最近の中国経済失速から読んだが統計データ等なく評判噂的なトークでした。でも数字そのものが信用できないらしいからそういう本になるのか。この手のヤバい○○系の本は結果出てから読みなおすと視点も変わるでしょう。日本企業の撤退も増えてるらしいけど、AIIB不参加はどうなる?2015/04/24

Kenji Ogawa

3
賄賂は当然。性悪説。技術軽視。やはり日本は憲法改正しか手はなそうだ。2013/04/25

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