講談社文庫<br> 見てきたように絵で巡る ブラッとお江戸探訪帳

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講談社文庫
見てきたように絵で巡る ブラッとお江戸探訪帳

  • 著者名:石川英輔【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 講談社(2015/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062931182

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内容説明

身の丈に合った経済圏で生活を営むかたわら、花見や宴会、旅も楽しんだ江戸時代の庶民たち。当時、好んで読まれた娯楽小説=草双紙や名所図会に描かれた日常の図版を、ふんだんに掲載。知恵と工夫にあふれた意外に快適な暮らしぶりを、旅するようにご案内! 『江戸っ子は虫歯知らず? 江戸文化絵解き帳』改題

目次

はじめに
一章 季節の楽しみ
二章 商売いろいろ
三章 飲んで治して
四章 命あるもの?
五章 よく遊びよく学ぶ
六章 飾る装う
七章 旅から旅へ
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

69
江戸の暮らしを分かりやすく解説していました。当時の生活を垣間見ることができて楽しかったです。知恵と工夫で意外と快適に暮らしていたことが分かります。読みやすいし、豊富な絵図があるのも嬉しいところでした。2015/10/28

へくとぱすかる

30
江戸時代の生活がとてもよくわかる。日本は当時の世界トップクラスの文化国だった。非常に省エネ・リサイクル的で、自給自足できていた。鎖国というのも、世界情勢を考えれば、西欧の植民地にならないために必要な政策だったのだろう。江戸市中では、ほとんどの人が読み書きできていた、というから、文明開化の基礎は、すでに江戸時代にあったわけである。いくさのない泰平の世だからこそ。2015/12/13

おせきはん

25
制約がある中、創意工夫と助け合いで日々の生活を楽しんでいた、江戸時代の庶民のたくましさを垣間見ることができました。寺子屋の充実ぶりには目を見張るものがありました。犬が伊勢参りをしていたのも、のどかで、いいものですね。2020/05/12

オリーブ

21
芸術的価値が高いとされている錦絵とは対極にある純粋な記録としての「図会もの」により当時の人々の暮らしぶりを知れる。本書では「江戸名所図会」の挿絵の絵師長谷川雪旦の緻密な人物、動物、建物の絵の使用による詳細な様子が有り難いのだが、頁を跨いで解説されていたり文庫本の為小さく分かりにくいのが残念。人間の代わりに犬に伊勢参りをさせていたのは知っていたが、行方不明の犬が御札を身に付けているのを見て初めて伊勢参りをしていたことを知ったというエピソードは感動的。所々便利な現代日本や欧米との比較はちょっとウンザリかな。2020/12/20

眞墨

7
仕事の合間に少しずつ読んでいたので、数ヵ月かけてゆっくり読みました。貸本屋と出版事情、参宮犬の件は、丁度その関係(もしくはズバリ)の本を読んでいる時に図版を見ることができ、大変楽しかったです。こうして見ると、江戸の人々もヲタクっぽいというか、やはり我々のご先祖様たちというか…(笑)。何かしら自分なりの楽しみを見つけ、そして同好の士を見つけて楽しんできたのだなあと思います。時代が、そして世代が変わっても、人生を楽しめる民族でいてほしいぞ、日本人(笑)。2015/11/30

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