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内容説明
相次ぐ謎の自殺者── そこには恐るべきネットゲーム「ディストピア」の存在が!! 精巧に作られた現実そっくりの箱庭世界で人々は残虐なゲームへとのめり込む。やがて仮想と現実の境目を見失うプレイヤーたち。平凡な日常から一変、専業主婦の篠原仁美は警察庁から送られた喜多嶋俊介に促され、ゲームを牛耳る男・GMへ挑むことに!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D4C
7
たった一巻の中で、綺麗に物語が完結しているのがすごい。今の時代なら、ゲームの影響でとかって言われても、もとからキチガイだったんでしょ?って感じだけど、この作品で登場したようなVRが現実のものとなったら、一概にキチガイだからって言えなくなっちゃうような気がする。それこそ、VRの戦争ゲームにハマりすぎて、現実との境がわからなくなってしまうような人が出てきてしまうかもしれない。リアルさを求めるのは良いけど、どこで区切りを付けるのか、考えさせられます。2016/07/19
a
2
筒井哲也の作品は取材が密だなぁと思わせる作品。リアリティを残しつつも、現代社会の精神や問題を具現化させるような虚構表現が上手です。本作で言えば、決してゲーム世界に入るのではなく、過激なゲーム世界が現実に与える影響を題材としているのが流石ですね。安易に死を迎えてリセットできるゲーム世界がリアルな感覚をもって体験できるようになったら、確かに現実でもリセット…とする人が出てくる気がします。最後は、主人公が現実世界で「人生はきっと何度でもやり直せるものだから…」と呟くシーンで締めているのは上手だなぁと思いました。2015/09/12
うみ
2
1巻でよくぞここまでまとめたな。という感じ。用語や設定から入りやすいとは言えないけれど入っていける。漫画力が凄まじいね。2015/06/06
yona
1
作者買い。あまりにもりあるなゲームに現実との境がわからなくなる。その中で現実か確かめる為に死を、選ぶ。なかなか怖い話だった。2015/11/15
モットヤマモト
0
団地内で相次ぐ自殺者、そこには現実世界に死を引き連れる、恐るべきネットゲームの存在が… ゲーム脳なんて言葉が使われてたH16年に連載されていたからかいま読むと正直ビミョー?筒井先生の漫画の中ではイマイチかな。2015/05/24