内容説明
慶応四年。堺。日の本の地を土足で汚した夷人にますらおの武士が発砲した。代償は籤引きで選ばれた4人の切腹だった。しかし、あの籤は怪しい。そもそも、命令された通りに発砲しただけではないか。釈然としない4人に、切腹の朝が迫る。日本一のみっともない死にざまの表題作など、ギャグとパロディとスラップスティックが冴える異色作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
4
獏さん、遊んでます。たまには、いいか。2001/05/02
鈍足君
2
小説を読んで感情移入すると結構疲れますので、たまには毎度馬鹿馬鹿しいお笑いを読んでリラックスするのもいいものです。汚くてとてもリラックスどころじゃない作品もありましたが、、、2017/04/17
ほっかいジンくん
1
「あとがき」が一番面白い作品でした。あとは、まあ、ジョークかな。オマージュかな。まあ、そんなていどです。2018/05/20
ヘビメタおやじ
1
肩の力の抜けた作品集です。読み手も楽ーに読めます。ただし、最後の作品にはチェルノブイリの影が……。あの事故の影響の大きさを今更ながら感じます。福島のあとも稼働させようとする我が国とは?2013/07/21