内容説明
人生には、何もしなくていい時がある。ぼんやりしないほうがもったいない。盛岡旅2022冬、小説「念のため」、楽しい仕掛けもあり!私たちが日々生きていることの証しが詰まった、宝箱のような一冊。
著者等紹介
益田ミリ[マスダミリ]
1969年大阪府生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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馨
118
ミリさんの今日の人生シリーズ、好きです^^日々のささかやかな出来事、思いを綴る漫画。こんなことにまで気づきがあるんだ~とほっこりします。コロナ禍のエピソードもあり、我慢ばかり強いられてもどかしい気持ちや、緊急事態宣言中の生活が懐かしく思いました。小さな出来事も漫画化出来ると思うと日々感じることや出会いをなあなあにせず小さな幸せを見つめてみようかと思いました。小説『念のため』も良かったです。ラグビー観戦したくなりました。2024/06/01
Ikutan
70
今回は2020年の夏から2023年まで。いつもの漫画に短編小説が一編。コロナ禍ということで2022年までは、マスク姿のミリさんに、あぁ、そんな感じだったなぁと。それでも、楽しみを見つけたり、小さな気づきで心をほぐしたりできるミリさんは素敵。今回も、クスリと笑ったり、へぇって感心したり、ほのぼのと癒されたり。今回、謎だったのは、間に挟まれる写真の数々。食べ物のアップは空いたお腹には刺激的でした(笑)2024/06/12
ででんでん
51
今作も、短い短い漫画のひとつひとつが、しっかりとずっしりと今日の人生だった。共感とじんわりと、笑いと。そして、箱根の彫刻の森美術館と盛岡に、とてもとてま行きたくなった。絶対行くぞ〜。1篇だけ差し込まれた短い小説も、大変よかった。2024/09/30
アクビちゃん@新潮部😻
46
待望のシリーズ第3弾♪ 2020年から2023年までのコミックエッセイ。コロナ初期は、こんなにマスク生活が長引くとは思ってもいなかったし非現実的な気がしていました。気付くとマスクしているのが現実で、なんだか生きにくい日常が普通になってしまっていました。でも、そんな日々の中でも、もちろん楽しい事もあるし、ミリさんらしい観点で「今日の人生」を描いています。私も某店の珈琲の試飲が再開した時は、もう飲めないと思っていたので、普通が戻ってきたようで嬉しかったな♪ 今の私は、猫が居る温かさを感じる「今日の人生」です。2024/09/21
sayuri
44
益田ミリさんのコミックエッセイ、シリーズ第三弾。素朴な絵とシンプルな言葉で描かれているけれど温もりを感じ、読みながら心が柔らかくなっていく。雨の日に傘を差してお花見に行ったかと思えば、ある日は家の中でソロキャンプ。近所のお散歩から、遠くのお出掛けまで、ミリさんが見つめる世界は小さな幸せで溢れている。ともすれば見落としてしまいそうな出来事もミリさんのアンテナに引っ掛かれば大きな幸せへと繋がる。心に余裕がある感じで素敵だ。思わず噴き出したり、ほろっとしたり。ミリさんの作品を二冊も読めて幸せを感じた今日の人生。2024/06/05