内容説明
本書は後手の急戦矢倉に負けないように、先手の対策を詳しく述べた本です。3七銀戦法や森下システムなどの本格的な相矢倉を勉強しても、後手からの急戦に対応できなければ、せっかくの知識が役に立ちません。実戦に現れやすい右四間、棒銀、米長流急戦、矢倉中飛車、そして最近プロ間でも流行している5筋交換型の対策を取り上げましたので、この一冊で急戦矢倉対策を万全にしてほしいと思います。各章の最後には、講座の中の重要な指し手を問う復習問題を用意しました。本書を読んで、自信を持って矢倉を指してください。
目次
第1章:右四間飛車
第2章:原始棒銀
第3章:米長流急戦
第4章:矢倉中飛車
第5章:5筋交換型
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ore
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右四間の受け方を知りたくて購入。 中身は良かったんだけど、構成がイマイチ…2015/10/04
あなあき
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「右四間」「棒銀」「米長流」「矢倉中飛車」「5筋交換型」の急戦矢倉5種への対策を、2010年発刊当時の最新研究を交えてわかりやすく解説してある。よく「矢倉が組めれば初段くらいの棋力はある」とか言われるけれど、要するに「駒組の1手1手の意味を理解して急戦への対応もキッチリできないと矢倉を指せてることにならないよ」ってことだね。本書を読むと「そのヘンの事情」がよ〜くわかるようになっている。自分は、矢倉なんて観戦するくらいの、相居飛車の将棋は「雁木」から入ってしまったヘンな人なので、ホント勉強になりますたwww2014/03/16
ともあむ
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先手矢倉党必読。ただ、△5五角急戦の変化は△8五歩型のみなので、△8四歩型に対抗したいという人には少し不満かも。まぁ、それは木村の矢倉読めというお話ですけどね。2013/04/06