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内容説明
「人間関係に長ける中国の智恵」が満載! 処世訓の超名作『菜根譚』を現代のビジネスマン向けに読みなおす!
論語と並び、各界のリーダーたちが座右の書としてきた処世訓の傑作・「菜根譚」。これまで多くの解説書や名言集で取り上げられ、ベストセラーの生み出されてきた古典。しかし、名前こそ知れど、まだまだ身近に味わい尽くせていない人は多いはず。そこで本書では、「人間関係・人づきあいに長ける智恵」の切り口で、ビジネスマン向けに「菜根譚」を再解釈する。とくに、リーダーは、人の上に立つ・人を動かすなど人間力が問われる。表面的なテクニックではなく、本物の教養を身につけたいと欲する人にむけて中国古典の大家が教える!
※「菜根譚」とは?
中国の明代末期に成立した、処世訓の最高傑作とされる洪自誠の『菜根譚』。その不思議な書名は「堅い菜根をかみしめるように苦しい境遇に耐えれば、人は多くのことを成し遂げられる」という故事に由来する。日本でも松下幸之助など各界リーダーの座右の書として愛された名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こなつ
25
儒教、道教、(もうひとつ何だっけ^^;)の三つがミックスされた菜根譚。儒教はエリート向け。道教は、一般向け。程よくミックスされた菜根譚の教えには、人間関係の付かず離れずや、自分の能力を日頃から出し切らずブレーキをかけることにより8割の能力の余力を残し継続し、燃焼してしまわないようにする。など、ついつい自分自身が忘れがちで焦って出来ていないことを振り返ることが出来た。なかなか良い本だと思う。2017/03/15
ルル
21
読む時期によって響く場所や深化させたいパートが変わるので、何度か読み込もうと思います(*^-^*)2017/05/19
いろは
17
日本には江戸時代に紹介され、読み継がれ、四百年ほど前にできた中国古典の歴史的名著である『菜根譚』の、分かりやすい解説である。私は、今年で二十代も半ばになり、今までは、自分の地図を模索中だったが、もうそろそろ、あっちへふらふら、こっちへふらふら、ぼんやり病とうろうろ病の間を行ったり来たりはできないと思った。これからの人生、自分なりの見識や生き方をしっかり持った本物になりたい。その為には、しっかり働いて、読書、音楽、映画、美術と、様々な芸術に造詣を深めて、自分の主体性、軸、信念を確立していかなければならない。2019/02/19
江口 浩平@教育委員会
11
【古典】中国の古典『菜根譚』の中から、主に人間関係に関する箇所に、書き下し文と解説を加えたもの。解説がとても平易で分かりやすいが、ぜひ書き下し文で諳誦できるようになりたいと感じた。例えば、理想の姿として挙げられていた「清にしてよく容るるあり。仁にしてよく断を善くす。明にして察に傷れず。直にして矯に過ぎず」など。一つひとつの言葉の意味を味わいながら、自分のモノにしていきたいと思った。なお、書き下し文を見て自分なりに意味を推察した上で解説を読むと、さらに自分に引きつけた学びになると感じた。2016/01/30
Shinya
6
解説付でわかりやすいと言えばわかりやすくて、とっかかりにはよいかと。解説がうるさいとも感じられるので、岩波文庫とかで読み直したい。古今東西耳が痛くなるようなご指摘をしてくれる言葉(本)はあるが、実生活の中で気づき、改善していく力はこれらを読んでるだけでは身につかない気がする。2017/04/03
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