内容説明
日本人の原点を読み解く!
大傑作『古事記』。日本人はこの書物をどのように読んできたのか。我々にとってカミとは――。神話と日本語の成立に迫る名ガイド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
3
古事記の契機に日本の国作りについて、実地調査を交えて考察した本。古事記の作者である稗田阿礼ほかや主な論者である本居宣長らに関する論評を含んでいるが、それらが非常に興味深い。作者の主張には同意できる部分も多いが、何回で理解できてない箇所もあるので、時間をおいてまた読んでみたい。2018/06/02
夏尾
1
古事記は読んだことがありますが、こういった解釈本には初めて触れました。長部さんの古事記に対する熱意や太古から受け継がれる文化を守る人たちの思いに、何よりも感動。つくづく日本が愛おしく思えました。また、古事記の話についてだけでなく現代日本人の心についても書かれています。自分達にとって、カミとは何か……日本人が自然に対して抱いていた感情など。時の中で全ては移り変わっていく、それは普遍の理であって抗うのは不可能。だけれども、その中でも変わらないものがあるということを、綺麗事を吐き出す私は信じている。2015/11/18
qsan
1
天武天皇の下で古事記を編纂した稗田阿礼は女性であったとか、古事記によって話し言葉と書き言葉を融合した日本語が確立されたとか、歴史を見ていく上での結構面白い推論が語られています。出雲大社と伊勢神宮には何回か行っているけど、もう一度行かないといけないという気になりました。2015/08/03
be2
1
出雲に行きたくなっちゃうなぁ。解釈としては面白かった。2015/05/31
akamurasaki
0
出雲大社の復元図を基にした表紙がとても格好良くてジャケ買い。稗田阿礼女性説を作家としての観点から説明していて説得力があった。2015/07/14
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