内容説明
ホーキングの宇宙論とともに現代物理学に大きな衝撃を与えたベルの定理。現在の到達点から20世紀量子論を通観する。
目次
1 実在を求めて
2 物理学者、自信を失う…
3 量子論の誕生
4 量子事実に直面する
5 波打つ基底のサウンド・オブ・ミュージック
6 量子論は不敗のチャンピオン
7 記述できないものの記述―解釈問題
8 そして、そのとき、奇跡が起こる―測定問題
9 四通りの量子実在
10 もう四通りの量子実在
11 アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックス
12 ベルの相互連関定理
13 量子実在はどこへ?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒い森会長
1
シュレディンガーの猫で有名な量子力学の解釈問題。これは、波動関数は何を意味しているか、という解釈問題と、量子的測定時に何が起こっているのか。という測定問題の二つに分けることができる。この本は、量子問題の背景とその8つの解釈を紹介する。そして、新たな展開として「ベルの定理」を紹介して終わる。30年も前の本なので、今この分野はどうなっているのだろう。PS.内容は複雑で分かりにくい。今回は、「波の物理学」だけで、不確定性原理を導いたりするところが興味深かった。3次元波とかの研究はどうなっているのだろう。2017/03/02
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