反骨の市町村 国に頼るからバカを見る

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反骨の市町村 国に頼るからバカを見る

  • 著者名:相川俊英【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2015/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062194327

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内容説明

ローカルアベノミクスで「地方創生」はできない! このままでは国土は強靭化どころか弱体化し、多くの市町村が破綻・消滅する。中央官庁お仕着せの政策とばらまかれる補助金、すなわち「タリキ(他力)」に頼らず、独自のアイディアと取り組み(「ジリキ(自力)」)で自治体をよみがえらせた「奇跡の村や町」がある。その奇策とは? 地方自治取材のスペシャリストが、「ジリキノミクス」を提唱する!

目次

まえがき──アベノミクスでは地方創生はできない
第1章 お任せ民主主義「タリキノミクス」が日本をダメにした
第2章 納税者が知るべき「自律度」ランキング
第3章 後悔先に立たず「タリキノミクス」の落とし穴
第4章 実録「ジリキノミクス」で実現した豊かな暮らし
第5章 「ローカル・アベノミクス」に騙されるな
第6章 地方創生の特効薬とは何か
あとがき──「地域主権」と「住民自治」への道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

丘野詩果

9
読めば読むほど、地方自治のずさんさ、地方議員の無能さにあきれて、腹が立つばかり。我が町もその典型であり、上が決めたことに意義もとなえず、調査も努力もしないで町の、町長の言うなり、もっというならそれを牛耳っている町出身の国会議員の思惑通りに賛成している。それはつまり、自分自身の保全であり、次回の選挙でまた当選したいがためなのである。国会議員は業者とつるみ、私腹を肥やすのだ。ゆえに、町の借金は増え、町民にその負担がのしかかり、限界集落や消滅への道を進んでいく。そんなヤツラを議会へ(続きあり)2015/09/09

まゆまゆ

5
国土の均衡ある発展というかつての政策の結果、利便性がよくはなったが、地方に人がいなくなった。住民による自治体への依存、自治体の国への依存が現在の状況を作り出している。そんな中、国に過度に依存せず自力で対策してきた自治体の政策を紹介し、地方活性化に必要なのは住民による自助努力と地域オリジナルの施策。そして適切な世代交代であると説く。2015/05/18

takao

2
ふむ2024/01/20

ゆきまさくん

0
地域主権と言われて久しいが、真の地方自治の確立地方の復活はなかなか進まず、政府も地方創生を重要課題としている。 そして地方の担い手は、行政ではなくあくまで住民であると。 また、さまざまな各市町村の取り組みの成功事例や失敗事例にも言及している。 目指すべき、地方主導による「ジリキノミクス」の実現例として、近隣の千葉県印西市の住民主導によるバス路線の開設にふれており、興味深く読めた。2015/04/29

しん・かんかん

0
地方衰退の第一の要因は、住民や自治体の依存症。それを克服し自立の道を進む自治体がある。「相手が大笑いするアイデアでないと成功しない」、「個店の活性化なく商店街の活性化はない」、「小規模・分散性」、「規模の経済から循環する経済へ」、などその哲学は様々だが、結論として曰く「どの地域にも当てはまる活性化策はない」、「地域活性の大きなポイントは世代のバトンタッチ」。不毛の議論は古代ギリシアを見るまでもなく、所詮言葉の遊びでしかない。多くの地域に最早そのような時間のゆとりはない。ここがロドスだ、ここで跳べ!2015/12/22

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