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内容説明
直木賞作家・安部龍太郎が、武士道の代名詞たる『葉隠』を佐賀鍋島藩の成り立ちと数多の“曲者”たちの物語として描いた傑作歴史小説を、『拳児』『闇のイージス』などで知られる実力派・藤原芳秀がコミック化。時代劇コミック誌「コミック乱ツインズ」連載中の本作品が待望の単行本化。
武士道とは? 忠義とは?──現代社会を生き抜くヒントとなる、骨髄に徹した真の武士の物語。
「武士道といふは、死ぬことと見つけたり」
理不尽な理由で牢人になった佐賀藩士・田代陣基が佐賀鍋島藩の伝説的な“曲者”山本常朝と出会い、その鮮烈で「骨髄に徹した」思想に魅せられて弟子入りすることから、この物語は始まる。
常朝から語られる、肥前・龍造寺家の家老であった鍋島直茂の、肥前国を守るための永く困難な苦闘、そして佐賀鍋島武士ならではの“曲者(命知らずの剛胆な者)”たちの、過激なエピソードの数々。
「武士道」の真髄に迫る、矜恃と教訓の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杉浦印字
1
葉隠をテーマにしつつ、本題は戦国ちょっといい話(どっかで見た文字列)。葉隠のお堅いイメージとは逆の「人情もの」と言っていい内容で、大真面目な画風とのギャップも面白い。2015/05/30
フカミ
1
馴染みのある漫画家さんが、こんな漫画を描いていたなんて!おっさんの表紙で地味で、大丈夫かな~と思いながら読みはじめたけど止まらなくなってぐいぐい読んで行ってしまった。面白い!有名どころのエピソードが詰まっていてお得感あり。山本常朝と田代陣基の師弟コンビや鍋島直茂と家臣たちの関係性など、実は人間関係の大切さが描かれていて晴れやかな気持ちにさせられる。2015/05/27
なおぽん
0
武士道というものは、死ぬことと見つけたりの一文のみが一人歩きしている。死身になってこそよりよく生きる道が開ける。侍が命を捨てるのは他を生かすため。生か死かという場に立った時、迷わず死ねる覚悟を常に持っておく。そのほか佐賀の鍋島藩の家系の歴史などが綴られている。 死ぬ気で生きる。死ぬときは他を生かすとき。2点覚えておく。2023/03/01