内容説明
脳科学の進歩により明らかになりつつある発達障害メカニズムを、第一線の医師・研究者が一般読者に向けてわかりやすく解説する。脳機能イメージングの仕組みから、いま話題となっている最新の研究まで、脳科学の今と発達障害のメカニズムを知る格好のガイドブック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がりがり君
5
タイトルは脳科学と発達障害とありますが、脳科学の本と割り切って読んだ方がいいです。とはいっても著者は医学博士で小児科医であるので信頼は出来る。脳科学の発展の道具として発達障害を見てる気はするが、発達障害をおざなりにしてるのではなく、むしろ基礎となるだけにきちんと体系化している。発達界隈の人が読むと少しきつい所があるかもしれない。脳科学が発達障害を説明するのでなく、脳のカラクリを解き明かすために発達障害がTDとの差分として参照されているのだ、ということを知った。2021/01/10
ぞるば
1
電子版。興味深い内容でした。発達障害と脳の関係ということで、私からすると二段上ぐらいから始まっていましたが、意外に読みやすかったです。電子版はモノクロなので、「カラー口絵」を見ても脳のどの部分が活性化してるのか、ちっともわかりませんでした。やっぱり冊子体がいいな…残念。2015/10/07
DRYM_8
1
脳機能イメージング fMRI PET 自閉症 アスペルガー症候群 ADHD LD 各障害の特徴とそれによって生じる2次障害 など/難しい言葉遣いもなく、読みやすかったです。/P.132『(略)それに対して、自閉症の子どもや大人は、もともと紡錘回の機能が低下していたのではなく、幼少時から他人の顔のつくり(相貌)に関心がなかったので、その機能が鍛えられ発達する機会を逃してしまったと考えられるのである。』2010/09/08
じゃがたろう
0
脳科学や脳機能イメージングといった難しそうな分野に関するトピックをわかりやすくまとめてある本だと思う。入門書といった感じでしょうか。2017/01/10
telephone
0
効果的な薬や治療法が早くできるとよいです。2016/11/13




