内容説明
生灯は海で溺れていた人魚を助けてしまう。人魚のくせに泳げないミィは、さしあたって行くところもなく、ひとまず生灯の家のお風呂での居候生活がスタート。ある日二人が泳ぎの練習をしに川へ行くと、突然男が現れた。ヤツはなんと女性アレルギーの吸血鬼! その後も生灯の周囲に欠陥妖怪がわらわらと寄ってくる! 彼らの目的って一体なんなの? ダメダメ妖怪たちの奇妙な生活ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
29
○○ができない××。といった登場人物(妖怪?)盛り沢山の一作。主人公の妙な魅力とカリスマの理由は最終話で明かされますが、、、出てくる妖怪すべてがドジっ子キャラってのが愛おしい。2013/10/23
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
18
【★★☆☆☆】泳げない人魚に女性を襲えない吸血鬼に子供じゃない座敷わらし等々……。『太陽で台風』『魔王さんちの勇者さま』などの著者がおくる新作は、欠陥だらけの妖怪たちが繰り広げるハートフルコメディ。軽い文体ですらすら読め、中盤までは常にドライで淡々とした主人公とダメダメだけどムダに元気な妖怪たちによる、シュールかつ賑やかなやり取りで久々のはむばね節を楽しめました。しかしながら……基本的にスベり気味で終盤の展開もグダグダ、相変わらず惜しいんだよなーこの作者。2013/11/16
瀧ながれ
18
良くも悪くも、キャラクターのおもしろさで読ませる作品。わたしは好きです♪2013/10/27
シュエパイ
16
泳げぬ人魚の歌声を、自分たちに残された最後の優位性を捨ててなお、叶えたい願いがある、と。未来がみえず、どうしようもない筈なのに、誰も不思議と悲壮感のない朗らかな妖怪さんたちでした。その内、人魚のお姉さんのゲームを、ゆっくりみんなで遊んだらいいのです(笑)2013/10/13
あいら
13
泳げない人魚、女性アレルギーの吸血鬼、成長しちゃった座敷童子など、欠陥妖怪が何故か集う物語。 なんですが、これといったオチとかもなく、特に何かを思うことなく、それでもおもしろ楽しく読了。 2020/06/20