SB新書<br> 日本のものづくりはMRJでよみがえる!

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SB新書
日本のものづくりはMRJでよみがえる!

  • 著者名:杉山勝彦【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • SBクリエイティブ(2015/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797382662

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内容説明

およそ半世紀ぶりの国産旅客機、「MRJ」。国産ジェットといってもすべてがメイドインジャパンではないが、日本が主導権を握って完成機をつくることの意味は大きい。他産業への技術波及も含めてグローバル市場で戦う方法が航空機には凝縮されている!

◆世界基準で勝つための打ち手あり!

◆「ものづくり敗戦」を経験した日本が再生するための、新たなものづくり論!

◆日本のオールスターが集結し、技術の粋がつまった国産旅客機、MRJ(三菱リージョナルジェット)。
いよいよ2015年に初飛行が予定されている。

◆並みいる世界のライバルメーカーたちに対してMRJはどんな優位性をもっているのか?
日本の航空機産業は、果たして新たな成長産業として軌道にのれるのか?
さまざまな疑問に対し、MRJをウォッチし、航空機産業を支えるメーカーの現場を丹念に見てきた著者が解き明かす!

◆今回のMRJについては、炭素繊維などの「材料革命」のほかにも日本のものづくりが薄利多売から高付加価値型少量生産へと移行する契機を指し示すなど、世界基準で勝負するためのヒントが数多く詰まっている。

◆国産ジェットといってもすべてがメイドインジャパンではないが、日本が主導権を握って完成機をつくることの意味は大きい。
他産業への技術波及も含めてグローバル市場で戦う方法が航空機には凝縮されている!

◆MRJは小型ジェット機の市場で世界シェアの半分くらいとることを目指しているというが、新たなグローバル市場をめざす戦いにおいて、日本の各企業は今後どんな戦略をとればいいのか――世界を土俵に戦う、新たな日本のものづくりを導く1冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

10
5年ほど前に発刊したスペースジェットの開発を通じて日本の航空機産業、製造業の将来の方向性を論じた本。発売時期的にスペースジェット特有の記述は多いとは言えないが、航空機産業の歴史、製造技術、素材まで取り扱われている範囲は広い。2020/05/29

メタボン

10
☆☆☆★ MRJがもうそんなに受注があるのは意外だった。航空機はローンチしてからが長いのだということが良くわかった。果たして今年中に初飛行は可能なのか?自動車よりもはるかに部品数が多く、裾野が広い航空機産業。国産機量産体制となり、日本のものづくり産業の活性に一役買うことができるのか、大いに期待している。2015/07/10

Sumiyuki

3
下請けから元請けへ。高付加価値かつ波及効果の高い航空機産業は産業の柱となる可能性がある。2015/11/23

Keizy-soze

3
夏休み課題図書。 前半は航空業界の動向とその中でMRJがもつ未来予測。 後半はMRJ開発による国内他産業への波及効果について解説。 正直所々「?」てとこもあったけど 大変うまく纏められていて判りやすかった。 MRJって何なん? という人にはうってつけの新書だと思います。 2015/08/17

1
(2015,538.68)日本のものづくり、職人芸とは基本「部品」「細かいもの」が出発点だろう。それを統合させた製品化が弱いとある。デジタル化・グローバル化は日本の良さを標準化させてしまっており昔とは変わらなければならない。航空機も、戦前・戦中と戦後は全く別と考えたほうがよい。敗戦はそれまでの積み重ねをゼロにしているのだから。航空機のキモのエンジン、コクピットはおろか、主翼すら国産はまだわずかと本文から読める。弱点の情報が少ないため、先月のMSJ開発費・人件費半減のニュースを読み解く材料がなさすぎ。2020/06/24

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