内容説明
『風雅(ふうが)、脚を上げろ』 イリナが「東(ひがし)のサン・キュロット蜂起(ほうき)事件」で負ったケガの療養(りょうよう)の間、臥人(がっと)のバディとなった迅早下風雅(はやさかふうが)。風雅はイリナの幼馴染み(おさななじみ)で、イリナをライバル視していた。 イリナが復帰を果たすと、風雅はどちらが臥人のバディにふさわしいかを決めるため、一日交代での『バディ交換週間』を提案する。 そんな中、臥人とイリナが事件現場に居合わせた生島醍醐(いくしまだいご)という男に職務質問すると、生島は隠していた巨大銃を発砲し、逃走する。調査を進めると、生島はアニメ媒体の裏ルート構築などの「メディア犯罪」を実行する組織に雇われていることが分かり……!? 少女が舞い踊るとき、その美脚から電撃が迸る(ほとばしる)! スタイリッシュ・スパイアクション、第2幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぼろ
6
今巻は新キャラ迅早下風雅の登場巻。前巻を経て焚書課に復帰したイリナだったが、その不在の一ヶ月の間臥人とコンビを組んでいたのはイリナと何かと因縁の深い迅早下風雅で…と言うお話。今巻はスパイ・アクションと言うよりはオタク趣味を隠れ蓑に利用したヤクザの犯行だったので、警察官のガンアクション物と言った印象が強かったです。ただ前述の通り、前巻のダブルスパイ物からコンテンツ規制の発端となった事件そのものが何か隠蔽されていると言った陰謀劇に変わったかな…と。これはこれで面白そうなんで良いんですが…w 次巻も期待です。2015/05/25
たこやき
4
「イリナに勝つことが目的」というイリナの後輩である風雅が現れ、臥人争奪戦勃発。その中で、「戻り弾」といわれる刺客・生島が絡んできて……。1巻のときは無敵だった臥人が、随分と弱くなっているような……。また、オタクコンテンツがどうのこうの、というのもただ名前が使われているだけで、あまり物語に寄与していないような……。話そのものがつまらないわけではないのだけどなんか、カラーが違っている気がしないでもない。2015/06/30
みるく
3
『ごんぎつね』...2015/05/09
灰猫
3
オタクを排斥するようになった国家の話。 二人のヒロインが主人公を取り合うのと、敵の殺し屋と戦う話がメイン。 敵の殺し屋が容赦なく人を殺している割に、とらえたヒロインを無事に帰そうとしたところに微妙に違和感があった。 銃撃戦とか、派手な戦闘が好きならお勧めだと思う。2015/05/05
中山バスター
2
オタク文化が規制された世界で高校生が取締官として活躍するラノベの第2弾。今回は新しいバディ下風雅を迎えてのアレコレ◆え~と、フィギュアという媒体はあるのだが、オタク文化ってどこいった?という感じ。バトルシーンは面白いのだが、これでは設定の意味が薄いです。また、風雅とイリナとのやりとりはテンプレっぽく感じるので戦闘シーンでない部分は退屈に感じてしまいます。面白くなりそうな気はするんだけどね。2016/09/21