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内容説明
晴れの日も雨の日も雪の日も、
あるいは実母が亡くなった翌日も、
毎朝同じ道を散歩する著者。
いつもと同じ人とすれ違い、
いつもと同じ犬を見る。
でも、考えることはいつも違う。
新たな発見が、毎日ある。
『ぼのぼの』『かむろば村へ』『I【アイ】』で、
世代を問わず注目を集めているいがらしみきおによる
日常哲学エッセイコミック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
散歩を描いた漫画と言えば谷口ジローの『歩くひと』を思い浮かべるが、本書『今日を歩く』は、いかにもいがらしみきお的切り口の作品だ。いがらし自身が健康のために始めたウォーキング、その様子を描いているエッセイ漫画。いがらしは、毎日同じコースを通り、同じようにすれ違う人々を、あるいはいつもと違う光景を、あくまで観測者という立場で推理し想像する。その想像が正しいかどうかが問題なのではない。想像が思索を導いていくことが重要なのだ。いつもの散歩道は哲学の道へと変貌する。いがらしの歩く道は、どこにでもある道だ。(つづく)2015/03/19
そのじつ
15
歩くという習慣からの定点観測レポート。適度に力の抜けた、それでいて時に迫真のリアリティを発揮するアノ絵で著者の半径数十メートルの事物を描き出してゆく。通りすがりの人物を品定めしても、事務員なのかスーパーのレジうちなのか…のような妄想ごっこに陥らず、歩き方や自分と相対した時の態度、身につけているもの、表情などを徹底的に観察する。ちょびっと妄想を盛って遊んでみたりするのに、漫画家のひらめきを見たり、ただただ観察者としてある時には作者の事物への敬意を感じたり。いがらしみきおのエッセンスを吸収できる一冊。2015/04/20
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
9
「日常哲学エッセイコミック」とあるけど、そういやぼのぼのも哲学的だとよく言われてましたね。はっきりと言語化できない希望的なものがあると哲学的、と言われるのか。これがただ暗いだけだったら不条理ってなるんだろうなー。誰にでもある些細な日常の出来事、言語化して意味をもたせたら哲学になる。もとい。読む人に意味を探させる。益田ミリなんてその達人だと思う。誰でもいがらしみきおや益田ミリになれる。ペンさえ持てれば。2017/10/24
gelatin
9
★★★★ これだけ毎日同じように歩いていて、その世界に慣れないというのはすごいことだな。同じに過ぎて行くことより、そこを覆す違和感を注視しているからか。いがらしみきおの視点はやはり既に老境に入っているように感じる。若者には見えないものもあろう。さて次はいがらしみきお本人が「名作」と言っている『i』を読もうっと。2015/04/20
タマキマタ
7
整骨院の様子に爆笑。なんでもないような毎日の散歩でこんなに読ませるいがらし先生はやっぱりすごい。最後の、静かに、しかしたたみかけるようなモノローグは圧巻でした。ハナが出たらかめばいい。2015/03/21
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