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内容説明
ケンブリッジの鬼才ハジュン・チャンによる、
初心者のための経済学入門。
「世界経済を破綻させる23の嘘」で経済学の通説をめったぎりにした
著者が、世界の全人々のために本腰を入れて書いた、経済学の正しい取扱説明書。
経済学を賢く使い倒すための本。
経済学者が決していわない経済学の5つの真実。
1 経済学の95%はただの常識にすぎない
2 経済学は科学などではない
3 経済学は、政治である
4 経済学者を信じてはいけない
5 経済学はあまりに重要だから、専門家の手に委ねるわけにはいかない
こんな信念に従って、資本主義の歴史と経済の現実をリズミカルに解説していきます。
グローバリゼーションってほんとにいいの?
資本主義って、どんなふうに発展したの?
格差と貧困は、どうすればいいの?
イノベーションって、どれくらい大事なの?
などなど、タイムリーな話題も満載。
おもしろくてためになる経済学入門。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
81
物理学の公式のような数式を出してきて、「だから常識だ!」と小綺麗に説明しないところがいい。経済学界隈では「ダサイ」とされている経済学史の説明を、最初の方で泥臭く丁寧に説明しているところに好感を持った。大学で経済学の勉強をするのがイヤになってしまった人が読むと、やる気を取り戻すことができるかもしれない。個人的におすすめの一冊。2016/01/25
harass
69
経済学の啓蒙書。資本主義の歴史と9つの経済学派の紹介、現在の経済問題の要点を語る。まあ自分が経済学部出身なのもあるのだが、簡潔に平易に書かれているように思える。変なバイアスや主張もないのが非常に好ましい。経済の本はそうじゃないのが多すぎる。端々のことわざや知識にいろいろ感心。それぞれの学派の人間や社会への視点の違いに唸ってしまう。専門家だけに任せるのではなく正しい知識を得ることが大事と。「ファクトフルネス」をやや連想。良書。2021/07/31
壱萬参仟縁
37
2014年初出。経済学理論には各種あり、複雑な現実の特定の面を強調し、さまざまな道徳的/政治的価値判断をし、多種多様な結論を引き出す。主力分野さえ予測を外す経済学(5頁)。優れた経済理論でも、有効性は時と場合による。うまく用いるには、市場や業界の知識や規制を知る必要がある(40頁)。コラムの経済学カクテルは面白い。9種類あるが、1種類ばかり飲んでいると、視野狭窄、傲慢、脳死に至ると警鐘(106頁~)。外部不経済には、政府は課税や規制で汚染を減らすのを正当化される(116頁)。2016/05/15
りょうみや
17
「95%はただの常識に過ぎない」は日本語タイトルで内容とは関係ない。原書タイトルの経済学ユーザーズガイドでよかった。ボリュームがあり最初から全て読むよりも辞書的に興味あるところを摘んで読んでいくのに向いている。経済学の数多くある学派(本書では9つ紹介)の概要とその比較が分かりやすく、これまでに出会ったことがなかったので特に役立った。2019/03/17
Francis
12
経済学の俊英による経済学の入門書。とても分かりやすくて面白い。経済学諸派の紹介など盛りだくさんな内容。おかげで400ページ以上と言う相当分厚い本になってしまったが、経済の事を知りたかったら最低限このくらいは知っておくべき。2016/10/12
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