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内容説明
「製薬会社」と「医療」のタブーに挑む!
ディオバン事件で明らかにされた「製薬会社」と「医療」の近すぎる関係とは!?
徹底取材で「利益相反」の実態と癒着の核心に迫る。
はじめに
第一章 カネで動いた子宮頸がんワクチン
1「心の問題」にされた少女たち
2製薬会社のセールスマンとなった専門家
3政治家を動かす製薬ロビイスト
4キャンペーンに加担したマスコミ
第二章 薬漬けにされるニッポン人
1高齢者の二人に一人が高血圧? ~隠された数字・NNT~
2カネで売られる「診療ガイドライン」
3病気をつくる疾患啓発広告
4そして我々は、高い薬を飲まされる
第三章 製薬会社のカネに依存する医学界
1タダ飯にたかる医師たち
2「奨学寄附金」という袖の下
3都合よくつくられるエビデンス
4利益相反が生んだ薬害
第四章 癒着を引き?がす処方箋
参考図表
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
38
週刊文春で名前を見かけていた医療ジャーナリストによる医療界と製薬界の癒着糾弾本。ディオバンやブロプレス以上に子宮頸がんワクチンが悪質なことがよくわかりました。新しいクスリが出来ると、認知症や欝病が増えるという異常な現実。疾患啓発広告で知らず知らずに洗脳される消費者。今の日本を生きのびるには健全なリテラシーが不可欠と思い知らされました。2015/10/15
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
24
子宮頸がんワクチンの導入プロセスに疑問を抱く内容でした。イレッサの時と同様に歴史は繰り返すとういう事なのでしょうか。本書の中で、薬が病気を作るというフレーズが有った様に、本当に自分は病気なのか、気軽に飲んでいる薬というものをもっと見直した方が良いかもしれませんね。薬の評価方法も勉強になりました。効果が有るといっても実は限定された状況に有る人にだけ効果を有する等、意図的に削られている場合も有るんですね。こういう分野は全く分からないので、為になる内容でした。2015/07/28
funuu
18
子宮頸がんワクチンの副反応検討部会、安全対策調査委員会の委員15人(主に医師)のうち11人が製薬開始から資金提供を受けていた。製薬会社と利害関係がない委員は、わずか4人だった。こんな状態で、ワクチンの副作用を中立に検証できるのか。日本の医療費は右肩上がりに増え続け、今や40兆円に届こうとしている。2015/09/29
ほじゅどー
17
★★医師と製薬会社は切っても切れない関係にある。クスリを処方しなければ医師は商売が成り立たないし、医師がクスリを使わなければ製薬会社は商売が成り立たない。本書では子宮頸がんワクチン、高血圧、動脈硬化、うつ病、認知症に関して取り上げている。医学的・科学的な判断はリスクとベネフィットを両面から見なければならず、使うか使わないかの判断は個々の患者で異なり非常に難しいが、本書では「利益相反」というカネの面からメスを入れている。2017/03/07
ロア
16
薬を服用した際の利益と害が一覧になった参考図表③「NNT(=治療必要数)に基づいた薬や治療の評価」が見応えあり。もうこれ、憤りを通り越して笑っちゃうレベル(´艸`*)不安を煽って病名を付けて薬を売りつける。。。ワクチンを射ちまくる。。。未だに医者と製薬会社はやりたい放題ですね。最近ではそこに国も大々的に乗っかる始末(*´ω`*)2022/10/23