PHPビジネス新書<br> IGPI流ビジネスプランニングのリアル・ノウハウ

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PHPビジネス新書
IGPI流ビジネスプランニングのリアル・ノウハウ

  • ISBN:9784569815213

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内容説明

「IGPI流リアル・ノウハウシリーズ」待望の第3弾! 今回のテーマは「ビジネスプランニング」。形式的、責任者不在、数字に具体性がない……残念な計画と決別し、実行を前提とした生々しい計画を作るにはどうすればいいのか。そもそもプランの目的は何か。ステークホルダーを説得できているか。自社の勝ちパターンを知っているか。メンバーと切実さ、真摯さ、熱さを共有できているか。経営の修羅場を経験してきた著者だからこそ語れるノウハウを満載。本書に書かれていることに、頭の中だけで考えた記述は一つもない。よその本に書いてあることや、誰かのお話の受け売りもない。すべてそれぞれの書き手の実体験、それも計画策定だけでなく、その後の現実経営に当事者として最終責任を負う立場で、ビジネスの世界のリアルな戦争を戦ってきた経験から導き出されたノウハウのエッセンスである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルカリオン

15
p87 事業計画に関してよく言われるのが「絶対に当たる事業計画を作りたい」「その前提条件がどうして正しいと言えるのか証明してほしい」というものだ▼結論から言うと「絶対に当たる事業計画は作れません」「前提条件をどう考えたかの説明はできますが、正しさの証明はできません」という答えになる▼事業計画はそもそも「当たる」ものでも「正しい」ものでもない。「この条件を達成しないと、この利益は出せないな」「材料単価がここまで上がると赤字になってしまうな」というように未来に向けたシミュレーションをするものなのである。2022/07/10

Don2

8
"IGPI流"2冊目。投資家らしく、事例を縦横無尽に引きながら、事業戦略の考え方を紹介する。ファンドは分析の視点を整理するのが上手い。例えば、事業計画は売上・コスト・したがって利益、までを定量的に表現した(Excel)モデルである、とか、資本集約/知識集約 × 地域性でエンドゲームの特性が分析できる、とか。原理を端的に整理した上で、実例に基づく分析やコスト削減メニューがずらずらと並ぶ。強い。事業戦略担当者や、投資家等、戦略分析や立案に携わる人には勉強になりそう。よかった。2024/01/05

よく読む

3
前半は、会社の若手が新規事業を始めるドタバタコメディで、読みやすく著者のコメントが入ってる。事業計画は現実的なシミュレーションであり、仮説であり、会社をそこに近づけていくものである。利益10%UPなども突然現れるのではなく、利益を単価や販売数などをブレイクダウンして、現実的な値として出すべきである。IGPIの実際の取り組みが多く取り上げられ、彼らの仕事や困難のイメージがわいた。後半は難しくて読み流した。2017/07/01

ハパナ

3
事業計画とは、有限な資源を効率よく活用するためのプラス方向の羅針盤だと思っていました。しかし、不要な注意点を捨てるためのマイナス的な作業なのではないか。しかも注意点の要・不要や変数は生き物の様に常に変動していくので、総括的ではなく個別的に表記し、再シミュレーションが可能な様にしなければならない。積み上げるだけでなく捨てるという所にも意識が行っていないと、計画参加者の人数が増えれば増えるほど総花的になって行くのだと思います。本書の内容とはズレているかもしれないが、考える切欠として非常に良い本でした。2016/02/22

N_K

1
レベルが段違い、これが1000円くらいで買えることがすばらしい。リアルな事業計画書の作り方。冨山さんは司法試験合格、MBAホルダーということもあり、経営学、会計、ミクロマクロなどビジネスに関わるすべての分野を血肉化している感がどの本を読んでも伝わってくる。2015/08/02

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