PHP新書<br> 脇役力 - 生き残るための環境づくり

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PHP新書
脇役力 - 生き残るための環境づくり

  • 著者名:田口壮
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • PHP研究所(2015/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569778297

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内容説明

「ぼくの失敗を踏み台にしてください」――田口壮。結果が出ているのにマイナー落ち。調子がいいのに使ってもらえない。そんな残酷な経験を通して田口壮が行き着いた逆転の発想。「脇を締めて歯をくいしばり、ときには己を捨て、何よりもチームの勝利をめざす、曖昧だけれど重要な力」。自分は主役ではない。でも「使いやすい」選手になれれば、欠かせない戦力として信頼は得られる。絶望を前にしても「まぁ、しゃあない」のひと言で、不満や悔しさに押しつぶされた心がすうっと軽くなる。メジャーリーガーとして八年間、苦悩したからこそ語れるプロの生き方、気持ちのキリカエ方。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

144
決して派手ではなく、目立つタイプの選手ではありませんでしたが、その日本人らしい堅実なプレーで日本プロ野球を、そしてメジャーリーグを楽しませてくれた田口選手の野球に対する実直な姿勢が書かれています。イチロー選手と同期で何かと苦労されただろうなぁとは思いますが、職人肌なそのプレーはいずれチームをしっかりとワールドチャンピオンへと導きます(しかも2回)。バイプレーヤー、もしくはサブプレーヤーと言われる役柄を真摯に受け止めて、限られた出場機会の中でしっかりと結果を残した田口選手のスタイルに改めて敬意を表します。2018/10/06

みどるん

8
田口の適応力と推進力は精神面だけでも見習いたい。経験を自己の内面に取り込む過程、角度を変えた認識力など長谷川に近い要素を感じる。文章は平易だけど結構哲学していた。2014/04/16

安国寺@灯れ松明の火

6
4番目の外野手、あるいはベンチ入り25人枠の25番目の選手という「脇役」に活路を見出した元メジャーリーガー・田口壮選手。残念ながら今年で現役引退となりましたが、脇役として自分がどうあるべきかを考え抜いた経緯が書かれていて、興味深く読みました。監督が使いやすい選手になる。と同時に、脇役に甘んじていては自分のためにもチームのためにもならない。最近、「交換不可能な人材」に関する議論をネットで読んだのですが、田口選手のような「なるべく交換されにくい」道もあることを、若い人は考えておいてもいいように思います。2012/10/21

黒木 素弓

6
華やかなプロ野球の世界でも、ヒーローになれる選手はほんの一握り。田口壮は自分の役割をとことん考え、チームが勝つためのプレイに徹底しました。どんな人でも、必ずその人の大切な役割があるはずです。客観的にそれを探し続けた田口壮のお話。感動します。『ぼくが思う「脇役力」とは、まるで種をまくようなものだと感じています。もしかしてたら、主役級の選手の種よりも花が開くのは遅いかもしれない。花の美しさや大きさでは、とうていかなわないのかもしれない。決して守られた環境ではないがゆえに、嵐が吹き荒れるときもあれば、大地が干上2011/10/31

とんかち

6
去年までは1番好きなメジャーリーガーでした。ブログが面白すぎます。間違いなく野球選手ではNO.1だとおもいます。この本ではブログでは語られることの少ない、野球人「田口壮」の考え方が語られていて、主役より一芸に秀でた選手や、脇役な選手が好きな自分にとって面白かったです。2010/04/22

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