内容説明
慶長20年、灰燼と化した大坂を再興すべく大御所・徳川家康から大命を受けた松平忠明は、大坂人との確執を知略と胆力で乗り越え、反徳川包囲網の中で次々と大胆な復興計画を練っていく──。第6回朝日時代小説大賞優秀作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともくん
30
大坂夏の陣後、灰燼に帰した大坂。 その再興を任された、松平忠明。 この再興は、一時のものでしかない。 忠明は、未来へ向け種を蒔いただけにすぎない。 育てるのは、未来の大坂人。 未来の大坂人へ夢を繋いでゆく。 美しい大坂の夕景を、子々孫々伝えてゆくために。2024/12/10
宇宙猫
25
★★★★ 大坂の陣後の復興の話。江戸に比べて大坂ものってあまり無いので面白く読んだ。道頓堀や心斎橋の名前の由来が大阪っぽい。2016/11/23
shiozy
24
大坂の陣により壊滅した大阪を復興させるお話である。徳川から大阪を任されたのは、松平下総守忠明。家康の外孫である。しかし、大阪人は大の秀吉好き。怨嗟の対象が徳川なのだ。さあどうする忠明。道頓堀や心斎橋ができていく過程の人心掌握の妙が綴られていく。そんな綺麗事ばかりじゃないだろう。という思いもあるものの、見事に立ち直っていく大阪の姿は美しい。朝日時代小説大賞優秀作品。2015/07/08
emico
19
清々しい読後感。読んでいても気持ちよかったです。大坂をたったの3年で再建させた忠明は勿論、その人となりに惚れて一肌も二肌も脱いで力を貸した大坂人たちも素敵でした。2015/06/18
あかんべ
17
松平忠明?だれそれ?って感じだった。道頓堀や心斎橋などやはり大阪は商人の作った街なのだな。その陰にやりやすいように道をあけるってやれそうでなかなか出来ないもの。2015/05/04
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