フェニックス・カフェ――ネオ昭和青春ノベル シリーズ5

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フェニックス・カフェ――ネオ昭和青春ノベル シリーズ5

  • 著者名:長土居政史【著】
  • 価格 ¥330(本体¥300)
  • 知玄舎(2015/05発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)

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内容説明

昭和の懐かしい時代の青春の初々しい思い出をしっとりと描いた短編読切ノベル。〈セシールの椅子〉……幼い頃からエリート教育を受けた陽治は、思いがけなくも大学受験に失敗する。彼女にもふられ、家族からも見離され、独り暮らしとアルバイトを始める。絶望感が深まる中、唯一の心の拠り所は、陽治がスポンサーになったハイチの少女、セシールの存在と彼女が描いた椅子の絵だった。感受性の強い若者による究極の苦悩感情ドラマ。〈マメロ〉……アメリカ、ミネソタ州の留学先で出会った友達、南アフリカ出身のマメロ。政治、社会、人種問題を共に考え、悩み、自分自身のアイデンティティーを見つけようと理想主義に燃えた留学生たちの友情学園物語。〈衝撃の判決〉……ロサンゼルスに出張中の良人は、長い一日の業務を終え、夜遅くダウンタウンのホテルの部屋に戻る。テレビをつけると殺人事件にまで展開した残酷な児童虐待事件のニュースが報道される。裁判の判決は納得しがたい結果に。社会の矛盾に怒りを覚えると同時に、自分の生存価値を再検証する良人。実存主義的自己再考ドラマ。〈フェニックス・カフェ〉……アメリカ・ミネソタ州の留学時代のストーリー。健司は友達のリックに誘われベトナム料理のレストランへ出かける。昼食中リックが、ベトナム戦争後、難民を受け入れたミネソタの歴史などを教えてくれる。健司にとっては美味しい料理を味わうだけでなく、アメリカ社会を垣間見れた貴重な体験となった。社会派学園ドラマ。