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内容説明
なぜイノベーションはシリコンバレーで起こるのか? IoT時代に入り、Googleはどんな未来を描いているか? 大望を語る起業家、それを後押しする若き投資家、そしてITの巨人Google、Amazon、Facebook……彼らの合い言葉は「Better World」「Better Future」。彼らを突き動かす力の源を解き明かす渾身の論考! (講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
踊る猫
13
シリコンバレーから始まり、アメリカの文化や政治を俯瞰し、更には産業革命の時代の哲学まで言及するという大胆な試みを通して未来の見取り図を描いた一冊。日本のウェブの現状に甘んじている自分には池田氏の議論が何処までリアリティのあるものか掴めなかったのだけれど、シンギュラリティにまで至る道のりを示すその説得力と教養には唸らされる。アメリカという国を熟知している氏にしか書けなかった本だろう。本書だけを鵜呑みにするのは危険だが(例えば町山智浩氏の著作などとも併せ読むべきだろう)、ここまで風呂敷を広げる手腕に凄みを抱く2017/06/27
よしひろ
8
ムーアの法則に基づいて、爆進するIT産業。そして、それは人類の歴史になぞらえることもできる。この産業に着目したい。関連する本をもっと本を読みたいと思った。2016/03/11
Francis
7
シリコンバレーを中心にしたGoogle,Amazon,Facebookなどのウェブ産業がどのように進化したか、そしてその進化の背景にあるアメリカの思想について考察。パースらのプラグマティズムやアメリカ合衆国が連邦国家であるために社会の新たな変化の動きに対応しやすいことなどが理解できた。もっとも新書と言う形式のために、総花的になっているのは否めず、さらに深い考察を望みたいところ。下手をすると単なるアメリカ絶賛本になりかねない危うさもあると思うのでそのことを頭に入れて読んだ方が良いです。2015/08/16
Arowana
3
確かにシリコンバレーのスケール感やハイリスクな自由競争力は超国家的なレベルに達していて、このベクトルは今後何年かは変化することはないかもしれないなあ^_^;やっぱりミームの影響力ってすごいものだな〜。感服。2015/06/23
captain
3
グーグルやフェイスブックなどのIT企業が世界を大きく変え、自動運転車、などのIOT(モノのインターネット、あらゆるものがインターネットでつながること)社会を作ろうとしていることを知った。その先(人のインターネット)もあることを知った。2015/06/17