内容説明
選挙参謀を生業とする遊馬大介。20勝の腕前を持つ遊馬に、生まれ故郷・海南市の市長から、市長選参謀のオファーが。新進気鋭の対抗馬になんとしても勝たなくてはならない遊馬が取った戦術とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えも
21
ホントの選挙参謀が、とある町の市長選挙の裏側を書いた小説。小説だから誇張があるかもしれないけど、過去、この人が参謀をした野末陳平やアントニオ猪木などの選挙時のテクニックが明かされているし、ニセ情報を流したり実弾を飛ばしたり、陣営を寝返ったり家族を罠に陥れたりと、エグいほどリアリティーがある▼選挙、怖っ((( ;゚Д゚))) 2017/05/24
すいへい
17
久々の読了。選挙の様子がリアルだわ。さすが選挙のプロ2014/07/04
sayan
14
誰かが「小説・公職選挙法」と評していたがまさに!と思った。「票田のトラクター」を彷彿させる箇所も多々あり、例えば、著者が参謀とし選挙戦略を手がけた実名で登場する「政治家(政治家候補)」の小話は特に生々しい。それらは東京都選挙での柿沢氏と桝添氏の選挙戦の違い、そして大前氏の周りにいる人たちのonline反応と実際の投票行動との乖離、納得感が大きかった。さりとて、個人的には読後感は良いとは言えない。これが現実だといわれればそうなのかもしれないけれど…。2017/08/20
ろけっと
10
2010年夏の参院選の余熱の残るなか、選挙をテーマにした本を手にとった。 遊馬大介 プロの選挙屋。だが、彼は議員ではない。法外な報酬の元で候補者を勝たせるための選挙参謀。 汚職と談合にまみれた現職とクリーンで頭の切れる若手候補者。圧倒的不利な状況のなか遊馬の心を磨り減らすような仕掛けが始まる。 現実の世界では民主党が参院選で敗北を喫した。選挙は綺麗ごとだけでは勝てない。小沢一郎の出番がくるのか。な?2010/07/14
ぱんちょ
9
面白かった。選挙が始まると立候補者たちが必死になるけどなんなんだろう?といつも首をかしげていたけど、この話の中で起きた似たようなことがあると思うと納得。しかし主人公はアホだ…物語最後の一文が全て。2016/07/18
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