内容説明
男たるもの正社員として働き、結婚して、子どもをもち、さらにはイクメンになることが求められており、男性の役割・プレッシャーが大きくなっている。男性学という今注目分野でトップを走る著者が現実を切っていく。
【目次】
第1章 男性はなぜ問題を抱えてしまうのか
第2章 仕事がつらい
第3章 結婚がつらい
第4章 価値観の違いがつらい
第5章 これからの時代をどう生きるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
16
都内の大学に職を持つ男性学の専門家(男性)が書いた一般向けの男性学入門本。クソ男エピソードや調査データがたっぷりで、「ですよねぇ~!」的な読みやすさ&わかりやすさはあるけど「痛み」がない。今後、何冊か男性学の本を読み重ねていくつもりなのだが、僕が求めるのは何らかの「痛み」なんだと自覚した。今は、この「痛み」が男性学のミソな気がしている。/鶴見俊輔「批評という行為についての自分流の心得として、【自分の背中から刃を貫き、もし切っ先が余れば、相手の体にも届くように】書きたい」。2021/01/21
怜
16
思い当たるようなことがたくさん。根強く残る図式→男はリードする側、女はリードされる側。浮気をする男は都合のいい女を恋人や妻に昇格させるつもりはない〔なので、恋人や妻になりたい女性はさっさと見切りをつけましょう〕。若い女性に何歳に見えるか尋ねる中高年男性は自分が恋愛対象として認識されているか知りたい。など。翻って女性にも言えることもあり。〔コメント欄に続く〕2017/03/15
ステビア
16
他人との比較をやめる。2016/01/20
ほじゅどー
15
★★男性学は女性学の影響を受け1980年代後半から始まった、男性が抱える問題や悩み、仕事、過労死、結婚難などを対象とする学問。日本の社会には男らしさを根拠に男性を競争に追い込むプレッシャーがあり、男性が弱音を吐くのを良しとしない風潮がある。幸福度調査によれば男性は女性よりも幸福度が低い一方、自殺者の割合は男性が女性の2倍以上高い。自己犠牲が評価される日本では長時間労働が当たり前で、あまりにも仕事中心の生き方となっている。もっと男性の働き方・生き方の多様性を認めるべき。2016/06/05
RYOyan
11
男性が生きやすい社会は、きっと女性も生きやすいはずだ。家族観とか労働観とか変えなくてはいけない固定観念がたくさんあるはず。一人一人が自立できる社会は、誰かが誰かを助け合う社会でもあると思うから、競争と同じくらい協力を大切にする世界にしなくちゃいけない。2016/12/08
-
- 電子書籍
- 鉄壁の処女は、一途に甘く溶かされる。(…
-
- 電子書籍
- 爪痕―それでも結婚、続けますか?― 5…
-
- 電子書籍
- じゃじゃ馬ならし ~傲慢辺境伯の溺れる…
-
- 電子書籍
- WORST外伝 グリコ 1 少年チャン…
-
- 電子書籍
- キューピー外伝 我妻涼 4 プレイコミ…