実業之日本社文庫<br> からくり探偵・百栗柿三郎

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実業之日本社文庫
からくり探偵・百栗柿三郎

  • 著者名:伽古屋圭市
  • 価格 ¥521(本体¥474)
  • 実業之日本社(2015/05発売)
  • 夏のおとずれ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/22)
  • ポイント 100pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408552064

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内容説明

“よろず探偵 人探しも承り” キテレツ発明家の名推理!! 大正時代の浅草。町のはずれにあるボロ家・百栗庵の主で発明家の柿三郎が、探偵稼業に踏み出した。冴えない風貌で発明品は珍妙だが、“顕紋粉”を使った指紋採取などの科学的な調査や、状況証拠から理論的に導き出す思考実験によって、明晰な推理を次々に披露! 機械式招き猫の助手・お玉さんを連れ、女中の千代とともに“ホモンクルスに殺された博士”“連続して発見されたバラバラ死体”“幻術師の元から消えた弟子”などの謎に挑むが……。前作『帝都探偵 謎解け乙女』で注目を集める著者が、大正という時代設定を自在に操り、「大正の平賀源内改め東京のホウムス、浅草が生んだ奇跡の名探偵」である発明家・百栗柿三郎を主人公に据えて描く、傑作“大正モダン”×本格ミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七色一味

86
読破。あまり期待せず(失礼)読み始めましたが、意外や意外(こりゃまた失礼)結構本格的探偵小説でした(重ね重ね失礼)。TAMA3号が「あんな」なので、ちょっとこの「本格」的展開は想像外でしたが(すっげー失礼)。日常系ミステリーに倦きた方にはオススメです。2016/02/19

ばう

72
★★ 大正時代、浅草に住む発明家百栗柿三郎の元に持ち込まれる様々な事件。ひょんなことからこの家の女中となった千代さんと猫型ロボット(?決してドラ◯もんではありません)お玉さんと謎解きしていきます。面白いと言えば面白いかな?でも引き込まれる、という程でも…。たとえ図書館で借りてきた本でも途中で投げ出すのは性に合わないので頑張って最後まで読みましたが😅各話の間に挟み込まれた話の方が興味を惹かれました。最初お玉さんてアレクサみたい♪などと思っていましたが、そうだったのか!2022/01/19

nyanco

51
このミス出身の伽古屋さん、前作「帝都探偵 謎解け乙女」より大正モダン・ミステリーを書かれるようになり、いい感じです。今回は発明博士と猫型ロボット…と、ちょっと藤子ワールド風ではありますが、設定が面白かったです。柿三郎と助手の千代さんがてっきり…と思ったら最後にビックリのTAMA3号!このあたりも捻りが効いていて良かった。各章の間に関東大震災直後の状況が挟まれる構成も、なかなか面白く、作者の今後が期待できます。作品中に登場する「金平糖」、これが次作「なないろ金平糖 いろりの事件帖」にリンクしていくのかしら?2015/07/27

barabara

40
えっ、捻りってそれ?!これなら金平糖の方が良かったかも。お千代さんが、思わぬ方向に行ってしまい、かなり呆然…成立したカップルもどことなく年齢差ありそうで何か不自然な感じ…しっくり来なかったなぁ。2015/06/26

むつぞー

36
日常の謎解きモノかと思いきや、ホムンクルスによる殺人、切り刻まれた死体、幻術師の元から消えた弟子探しなど、殺人事件も多くあります。 この当時どの程度の科学捜査が導入されていたか判らないけど、指紋やら犬による追跡などが行われています。 その事件だけではなく、いろいろある所がこの作者の持ち味なのかな。そこがやはり上手い。 幕間に見えるは関東大震災の後の光景。時代は大正とわかりますが、具体的に時代についての言明がなかったのは、ここにかかるわけですね。 「でもそっちか~」言いたくなるのは、しょうがないのかしら。2015/03/03

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