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内容説明
「俺はできる人間だ」と自分の心をごまかしていないか? 「フォア・ザ・チーム」が逃げ口上に使われていないか? 「休んでいい」と言われるのをどこかで待っていないか? 限界を自分で勝手に決めてはいないか?――成功体験を捨てて、つねに新しいことに挑戦しなければ、第一線では生き残れない。特別なことは必要ないんだ。変わるきっかけはそこらじゅうに転がっているんだから。気づくか気づかないか、それが未来を分ける残酷な境界線……。限界を超えてはじめて到達できる「プロフェッショナル」の境地。プロ野球記録の実働28年目、現役最年長の45歳。それでもなお変化を恐れない強い気持ちは、どこから湧き上がってくるのか? 会社や組織ですらアテにならない難しい時代を生きる私たちに、みずからを活かすための指針を与えてくれる魂の1冊。自惚れない、でも、へこたれない。逆境にいてこそ、むしろギラギラと目を輝かせる男の生き様を見よ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッキ@道央民
50
現ソフトバンク監督の工藤公康さんがまだ現役時代に書かれた著書ですね。厳しいプロの世界で40代後半まで現役を続けて来たのだから書かれている事1つ1つに説得力があるように思います。『成功体験を捨てて、つねに新しい事に挑戦し続ける』『変わるきっかけはそこらじゅうに転がっている』などなど読んでいて目から鱗の言葉がちりばめられていますね。プロとしていかにあるべきかを常に考えて向上心を持って努力してきた姿勢は素晴らしくいまだに支持するファンがいる理由でもあるのでしょう。2017/07/13
Y2K☮
33
現役時代の終盤に書かれた本。監督には向いていないと自己分析している。確かに当時の性格のままだったら、会社とやり合い、若い選手に煙たがられてとっくに解任されていたはず。きっと選手時代と同様、あれこれ考えて試行錯誤し、人から話を聞いて勉強したのだ。自分にも他人にも本気で接する厳しさに何かが加わった結果、馴れ合いを排した真のエリート集団とシビアな勝負師が誕生した。ホークスは他のどの球団よりも優しくて容赦ない。大金を出す代わりに忖度ゼロの結果至上主義。論語と韓非子のいいとこどり。監督自身がそういう人。強いわけだ。2020/11/26
takaC
29
そういう哲学に近い信念が大事なんだね。前の持ち主が赤ペンでつけたハイライトがあちこちのページにあり、それが気に入って中古で買ってきた本なのだが実際は読書の邪魔に感じた。2012/11/25
もとむ
21
高卒ドラフト6位から29年間現役を続けた工藤公康。イマドキ流行らない、でも運動理論に基づいたハードトレーニングで、47歳まで一軍で活躍。いわゆる「心技体」ではなく、「体技心」の考え方。「体力が十分に備わっていれば技術もついてくる。そして技術がついてくれば心(=自信)もついてくる」。そして「人間は自分に甘い。だからこそ他人の評価は大切。裸の王様になってしまったら成長はない」今の僕には響くなあ。「"チームのため"とは、休まないこと。自分がラクすることでチームにかける迷惑を、皆もっと認識すべき」。いや耳が痛い💦2025/02/22
Miko
16
SBの工藤監督の本、途中であまりにも言い方がきつくて自信過剰な人なのかなと思ったけど最後の夢を語るところでやっぱり理想の人だと確信した。彼のすぐ人に頼らない。悩んだ時にすぐ答えを求めないことが大切というのは生徒と接してる私もそう思う。簡単に答えを求める人は深く考えないから応用力が育たないと思う。どうしたらいいのかのプロセスは自分で考えてどこで躓いているのか自分で把握しなと前に進めないよね。野球も勉強も今の自分の実力を知ることから始まるんだ。2015/09/27
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