放射性物質の正体

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放射性物質の正体

  • 著者名:山田克哉
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • PHP研究所(2015/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569802619

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内容説明

洗い流しても、ゴミとして焼却しても、放射能は消えてくれません。放射能を出す放射性物質は「どのような化学反応」に対してもビクともせず、全く変化しないからです。福島第一原子力発電所の事故によって、ヨウ素やセシウムに代表される大量の放射性物質がばら撒かれてしまった、放射性物質に汚染された土と水、野菜や食べ物……母国・日本のこうした窮状を憂いに思った米国在住の原子力を専門とする物理学者が、放射能のこと、放射性物質のこと、放射線被曝のこと、そして原子力発電所の中でいったい何が起こったのか、今後、放射性物質にどう対処すればよいか、これだけは知っておいてほしい情報を丁寧に解説した本です。テレビやマスコミで流される放射能に関わる情報は一過性で、どれが本当のことか、どれがウソなのか、なかなか見抜けません。いま私たちが持っている「誤解」や「誤った理解」を正し、今後に役立つ情報を提供します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッシー

96
★★★★☆ 福島第一原子力発電所の事故の後、ニュースや新聞記事で放射性物質のことが多く語られていたが、その正体についてはこれまで理解できていなかった。この本は、原子内の構造、放射線が発生する仕組み、原子がどうやって作られたのか、核兵器との違い、原子炉の構造、放射線が人体に与える影響などの疑問に、明快に答えてくれる。特に、難しい理論はまったく使わずに、平易な言葉で説明してくれているのが有り難い。放射性物質について一通りの知識を得たいのであれば、オススメの一冊。2018/11/30

本命@ふまにたす

4
物理学の視点から放射線と放射性物質について解説。内容は基本的に淡々としており、とりあえずこの分野の基礎知識のようなものを確認するのに役立ちそう。2022/09/23

tkmt

4
高校物理程度の知識しか無かったけど、定性的ながら分かりやすく良い解説だった。核力に関わるエネルギー、原子核の崩壊、原子爆弾への応用、放射線の危険性が1冊でよく分かるとても良い本。2021/08/01

まなぶ

2
アンリミテッドで読了。難しい部分もあるが放射性物質に関しての話がわかりやすく多くが納得出来ると思う。2019/01/07

島袋 祐次

2
原子炉,αβγ線,核分裂等の話を一般人に向けに知識0の状態から何度も同じ事を振り返りつつ説明していて理解に易しかったです。日本における原発の今後を考えて行く上で全てこの本の内容を鵜呑みにするわけでは無いにしろ、沢山の人に読んでほしい本でした。2013/10/07

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