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内容説明
転機は二〇一〇年だった。この年、中国は「東アジア共同体」構想を放棄し、「中華文明の復興」を掲げて大国主義へと突き進みはじめる。領土問題で周辺国との衝突をためらわず、とりわけ尖閣諸島をめぐって日本との対立が先鋭化した。変化の背景には、共産党内部での権力闘争があった。熾烈な競争を勝ち抜き、権力を掌握したのは習近平。G2時代が現実味を増すなかで、新体制の共産党指導部は何を考えるのか?権力構造を細密に分析し、大きな変節点を迎える日中関係を大胆に読み解く。内部資料などをもとに、中国の動向を正確に見究める分析レポート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
11
中国国内では、「和階社会(調和のとれた社会)の実現」とは裏腹に、格差や腐敗、権力乱用、弾圧と、社会は不安定化(010頁)。データでは、富国強兵化する中国の実態が裏付けられている。中国の昨年のジニ係数は0・48と(084頁)、暴動ライン0・4を超えてしまっている。だから暴動が起きてもやむを得ないほどの格差拡大なのである。安倍首相の靖国参拝は、外交孤立化(262頁)を招く恐れがありはしないか。権力者の暴走はよくない。国民が制御しなくて誰が制御できるのだろうか。2013/12/31
T坊主
4
もし尖閣で戦闘が起きるとしたら、それはやはり中国側が仕掛けてくるでしょう。日本で戦後えいえいと築き上げた景気は良くない(今が正常でしょう)が今の暮らしを 誰が戦争で混乱、破壊したいと思う人がいるでしょうか。中国国内で大規模な動乱が勃発し始めたら、仕掛けてくる可能性は大きいのだと思っているが。そういう事が無いように祈るとともに、政府の積極的な国外での各種アプローチで未然に防止して欲しいものです。2013/12/18
おらひらお
3
2013年初版。政治・経済面からの交渉だけでなく、そのほかの人的ネットワークの駆使が求められることが指摘されています。最後には尖閣諸島を争う場合のシュミレーションも・・・。あと、アメリカも中国と日本を天秤にかけることも視野に入れてあり、場合によっては日本がアメリカにあしらわれる可能性も指摘しています。2016/01/24
GEO(ジオ)
3
なかなかよく書かれた本だとおもう。中国関係で尖閣問題を扱った本には過激なタイトルに、日中対立を煽るだけのものが多い中、いたって冷静に日中関係を分析しているように感じる。尖閣に関しては、中国側の漁船排除など現状維持につとめ、逆に挑発行為は慎むべきだという著者の意見に納得。2013/08/11
都人
2
領土問題については、「話せば解る」ということが困難だ。2013/09/07
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- 泣き虫姫が政略結婚したらとろとろに愛さ…




